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「ものづくり工房」で自ら回路を組み立て、アナログシンセサイザーを自作!

モノづくりに思う存分
取り組める環境が魅力!

高校時代は科学部に所属し、さまざまなモノづくりに挑む。進学先として大和大学を選んだ理由は、CMやパンフレット、オープンキャンパスを通じて将来性を感じたから。入学後は勉学に励むいっぽう、「ものづくり工房」でアナログ回路を使ったモノづくりに取り組んでいる。

齊藤 航星
(さいとう こうせい)
理工学部 電気電子情報工学専攻(3年)

大阪府立桜塚高等学校 出身

Technique

アナログ回路でおもしろいものをつくりたいという想いが原動力に

大和大学の理工学部には、授業の枠を越えて実際にモノをつくりながら技術を身につけられる、実践的な学びの場「ものづくり工房」があります。学生たちが、学んだ知識を活かしながら、個性あふれるモノづくりに取り組んでいるのが特徴。私も「ものづくり工房」に所属し、アナログシンセサイザーをはじめ、モータを駆動させるインバータ回路や自作ゲーム機、自作エフェクターなど、さまざまなモノづくりに挑んでいます。

アナログシンセサイザーとは、電気信号の波形をアナログ電子回路で加工し、さまざまな音色を生み出す楽器のことです。身の回りの音は空気の振動でできており、「波」として表すことが可能。同じように電気信号も「波」で表せるため、その波形を変化させることで音色をつくれます。その回路を自分で組み立て、アナログシンセサイザーを自作しました。

そもそもアナログシンセサイザーをつくろうと思ったきっかけは、電子回路や信号処理に興味があり、アナログ回路を使っておもしろいものをつくりたいと考えたからです。インターネット上でアナログシンセサイザーの製作方法が紹介されていたことも、きっかけの一つ。回路図はネットで公開されていたものを参考にし、自分なりにアレンジを加えていきました。

Rising

苦労したからこそ、実際に動いたときの達成感は格別

アナログシンセサイザーの製作では、基板設計から外装の3D設計、組み立て、プログラムまで、すべて一人で手がけました。苦労したのは、音質を悪くするノイズをいかに抑えるかという点です。ノイズの発生量は基板の設計によって大きく左右されるため、試行錯誤を重ねました。また、これまで製作したものと比べて回路が圧倒的に複雑。最終的に、結線作業だけでも1ヵ月以上かかりました。

さらに、インターネット上で公開されている回路図が古く、使用されている部品が現在では入手できないという問題もありました。そこで、既存の回路をそのまま再現するのではなく、自分で回路を再設計。部品を変更しながら改良を重ね、手に入りやすい部品で製作できるようにしました。

苦労が多かっただけに、自分で手がけたものが実際に動いた瞬間の達成感はひとしおです。また、座学で学んだ理論が実際のモノとして動く様子を見ることで、学んでいる分野への興味がさらに高まりました。「ものづくり工房」での経験を通じて、電子回路や信号処理についての理解が深まったほか、基板設計や結線作業のノウハウも身についたと実感。完成したものをオープンキャンパスなどで紹介する機会もあり、高校生に興味を持ってもらえたこともうれしかったです。

Willingness

大学の設備が充実しているから、より創作意欲が湧くように

アナログシンセサイザーの製作を通じて、音を生み出すことのおもしろさに目覚め、音響関係の分野にも関心が広がりました。また、高校時代からさまざまな回路を製作してきましたが、最近はアナログ電子回路だけでなく、デジタル分野にも挑戦中。例えば、昔の人気ゲーム機をリスペクトした自作ゲーム機など、新たな作品づくりにも積極的に取り組んでいます。  

モノづくりが好きという根本的な部分は高校時代から変わっていませんが、大学で充実した設備に触れ、より創作意欲が湧くようになりました。高校時代よりも専門的な内容を学ぶようになり、回路を一から自分で設計する機会も増え、設計技術にも磨きがかかってきたと感じています。そうしたモノづくりに思う存分取り組める環境が整っていることも、大和大学に入ってよかったと感じる理由の一つです。「ものづくり工房」での活動をはじめ、教授陣から手厚いサポートを受けられるのも魅力。熱心にモノづくりに取り組む学生には、設備を貸してくれたり、必要な予算について相談に乗ってくれたりするなど、さまざまな面でサポートしてくれます。専用の部屋を一つ用意してもらえたことも、製作に集中して取り組むうえで大きかったです。

今後は、マイコンなどを使用したデジタル回路の設計に取り組み、回路設計だけでなく、プログラミングのスキルも高めたいと考えています。メーカーで設計開発に携われるほどのスキルを身につけることが目標。大学卒業後は大学院への進学も視野に入れながら、将来は電機系メーカーの設計開発部門で活躍できる技術者を目指します。

(2026年9月25日掲載)

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