グローバルな視点を備えて、
日本社会の経済・経営を支える
ビジネスリーダーに。
MAJOR
2つの専攻
日本・世界を取り巻く経済は刻一刻と変化しています。また、企業経営のあり方も変化し続けています。経済経営学科では、変化していく経済の実態を様々な角度から論理的に読み解き、実社会の課題解決に導く知識を修得します。失われた30年といわれる日本経済。確固たる知識と柔軟な発想で未来の日本経済を切り拓いていくエネルギー溢れる人材を育成します。
1
経済学専攻
日々刻々と変化する経済システムの理論、歴史、政策等に関する総合的な知識を身につけ、豊かな社会、くらしの構築に尽くす人材を育てます。
2
経営学専攻
企業経営に関する専門知識を修得し、企業の中枢において経営管理、イノベーション、事業策定、商品開発等にあたる戦略的能力、リーダーシップに富んだ人材を育成します。
SPECIAL PROGRAM
特別教育プログラム
日本を代表する企業による実学講座など実学的・実践的な学びが高く評価されている政治経済学部。さらなる充実をめざし希望者対象の「特別教育プログラム」をスタート。社会で即戦力として活躍できる力を身につけます。
実践的な学びを深める
特別教育プログラムがスタート!
プログラム例
会計士・税理士養成プログラム
難関資格である会計士、税理士をめざす学生を対象に公認会計士の資格をもつ本学教員を中心とした特別プログラムを実施。きめ細やかな専門科目の指導や面談等を通じて合格をサポートします。また、実際に社会の最前線で活躍している会計士、税理士を学内にお招きした特別講座などを実施し、モチベーションの向上を図ります。
起業家養成プログラム
新しい商品・サービスの発案、マーケティング、集客、営業、販売促進方法など起業を成功させるための様々な具体的ノウハウをプロの起業コンサルタントから直接学ぶことができる実践的なプログラムです。また、事業アイデアコンテストや起業家によるワークショップを通じて発想力を鍛え、積極的な行動力を身につけることができます。
CURRICULUM
カリキュラム
授業ピックアップ
経済分析
どんな授業?
東京オリンピック、大阪・関西万博、カジノ・IR、それらの“経済効果は〇〇兆円!”よくこうした話題を耳にします。その根拠はいったいどこにあるのでしょう?この講義はそんな疑問に答えるべく、経済学が持っている強力な道具である産業連関モデルを説明します。産業連関モデルは別名レオンチェフ・モデルとも呼ばれています。このモデルを開発したのが、ワシリー・レオンチェフさんだからです。レオンチェフさんは、ノーベル経済学賞を受賞した偉い先生です。ほんの少し数学を使いますが、こんなに役に立つ数学があったのか!と驚くと思います。政治経済学部の学生なら、レオンチェフ先生の教えに学ばない手はないでしょう。
将来どのように役立つの?
産業連関モデルを中心に据えた経済分析の手法は、単に国家経済の経済効果分析に利用されるだけでなく、地方行政やNPOなど実務家における地域活性化のための企画立案や政策評価のための必須の道具となっています。例えば、将来、公務員を志望する学生をはじめとして、民間の立場でまちおこしのイベントに携わりたい人にとっても、知っていて損はありません。テレビドラマの放送が、主人公と関わりの強い地域にたくさんの観光客を呼び込むことがあります。それを利用した各種のイベントも地域で企画されるでしょう。地方創生が盛んに叫ばれる時代にあって、この講義が提供する知識を身につけた人材に対する期待は、たいへん大きいものがあります。
マーケティング論
どんな授業?
マーケティング論では、コカ・コーラ、Appleなどをはじめ、農業、製造、教育、ICTなど各業界をリードする14社をピックアップし、事例研究に取り組みます。授業開始と同時に、学生一人ひとりが事例について個人研究を進め、終了後、グループで活発に討議し、個人研究の成果を高めます。最後に、教員も参加し、クラス全体で討議します。学生が受動的ではなく能動的に、実際の企業の経営を複眼的視点から考える授業です。
将来どのように役立つの?
この授業で養われた、陳腐化しない「考える力」と「基本原則の応用力」を卒業後、業種や職種を問わず、マーケティングの課題解決に役立てることができます!
金融論
どんな授業?
金融はあらゆる経済活動に必要不可欠であり、経済の「血液」と言われます。この講義では、お金(貨幣)の機能、金融市場の仕組み、銀行・証券会社など金融機関の果たす役割、様々な金融商品の特徴、金融政策が経済に及ぼす効果などを基礎から学びます。また、情報技術を駆使した新たな金融サービス「フィンテック」(FinTech)の基礎を学習します。さらに、経済ニュースや新聞記事を取り上げて、最新の金融情勢について理解を深めていきます。
将来どのように役立つの?
コンビニでの買い物、スマホ決済など日々の生活の様々な場面に金融学は関係します。皆さんの想像以上にとても身近な学問です。特に、将来、銀行や証券会社、保険会社など金融業界への就職を考えている方にとっては、高度な専門知識を身に付けることができます!
研究ゼミ・講義例
※一部抜粋
-
データで学ぶ日本経済
[羽森 茂之 教授]本ゼミでは現実の経済データを自分で的確に分析できる「分析スキル」と、他者に自分の意見を自分の言葉で述べることができる「プレゼンテーションスキル」の2つのスキルを修得することをめざします。具体的には、日本経済新聞社主催の「円ドルダービー学生対抗戦」・「日経ストックリーグ」への参加を通して経済データを用いた分析手法を修得します。また、日常的にディベートを行い、各自のプレゼンテーション能力を高めていきます。
-
産業社会の活性化
[河野 俊明 教授]少子・高齢化やグローバリゼーション、ITの発展等の構造的な変化が急速に進む中で、日本経済は国際的地位の低下、地域活力の減衰など深刻な問題に直面しています。日本が今後もその活力を維持・発展させていくには、これまでにない発想や大胆な改革、そしてその実行力が求められます。本ゼミでは、地域活性化、観光振興、少子化対応、働き方改革などの中から学生自身が追究したいテーマを個別に設定し、徹底した事例調査や学生・教員との活発な議論を通じて問題の本質を明確化し、解決のための方向性について研究します。
-
経営分析論
[豊 憲一郎 教授]実際に存在する様々な企業の経営事例を研究・紐解き、自分自身で考えレポートをまとめた上で、グループディスカッションを行います。他の人の見解を聞き(疑似体験し)、さらに考えてみて(振り返り)、教訓を引き出し、別の企業経営事例に応用してみる、といった過程を繰り返すことによって、認識力、分析力、判断力、意思決定力、自信といった能力を育むことのできるケースメソッド授業です。
-
経済分析Ⅰ・Ⅱ
[福留 和彦 教授]文字通り「経済を分析する」ことが目的ですが、この科目では「産業連関分析」という手法を用いて、経済効果を計算する方法を学びます。大阪・関西万博の経済効果は約2兆7,457億円と言われています。本当にそんな効果があるのか知りたくなりますよね。実はワシリー・レオンチェフというノーベル賞を受賞した経済学者が、計算のもととなるモデルを開発しました。今では国だけでなく都道府県でもレオンチェフ先生のモデルを使って経済効果を計算しています。どんな立場の人でもわが街の活性化にはたいへん興味を持っており、その意味ではこの科目で学ぶ内容は、これからの社会人に必須の知識と言えるでしょう。
-
事業創造実践演習Ⅰ・Ⅱ
[橋爪 真 教授]将来起業をしたい、起業について学びたい学生のための実践講座です。起業家精神(アントレプレナーシップ)は、今、全てのビジネスマンに求められている発想法です。この講義では、実際の起業家による起業経験談や経営コンサルタントによる起業のための実務講座などを夏期・春期の集中講義で行います。2年次夏期に行う実践演習Ⅰでは起業のためのアイデア創出のノウハウから、ビジネスモデルを考えるためのマーケティングや資金モデル・収益モデルなど起業するためには押さえておかねばならない実務の基礎を学び、3年次春季に行う実践演習Ⅱでは実際の事業プランを立案します。
時間割例
(2年前期)
MON | TUE | WED | THU | FRI | |
---|---|---|---|---|---|
1 | 経済政策論 | 経営戦略論 | 経済分析Ⅰ | 会社法 | 労働経済学 |
2 | 民法 | キャリアガイダンスⅡ | 英語Ⅲ | 事業創造・承継論Ⅰ | |
3 | 国際経済学 | 会計学基礎 | ゲーム理論 | 行政法 | |
4 | キャリア研究Ⅱ | キャリアボランティア実践 | ファイナンス | マーケティング論Ⅱ | |
5 |
- 開講科目、時間割は変更になる可能性があります。
MESSAGE
学科長からのメッセージ
前例のない社会問題に、
チャレンジできる人材を育成。
経済経営学科では、人口高齢化や脱炭素、低成長など企業経営や経済運営を取り巻く様々な問題の解決のために、自ら思考し行動するチカラを持った人材を育成します。それには徒手空拳では太刀打ちできません。経済学と経営学という強力な武器を身に着け、それらに基づいて行動できることが必要です。またどのような社会が国民を幸福にするのか常に問うべきです。この目的の実現のために、本学科は理論と実務のそれぞれに長けた教授陣が良き導き手となります。不確実な未来、不透明な社会だからこそ本学科での学びの価値は高いと言えるでしょう。
VOICE
先輩VOICE
日本を代表する企業の方々の実学講座など、刺激的な学びがいっぱいです。
経済経営学科 4年
大阪府立久米田高等学校出身
日本を代表する企業の方々による実学講座や松下政経塾での研修など他大学に無い取り組みに魅力を感じたこと、さらに新設の大学なら様々なことに自分から挑戦できると考え大和大学への進学を決めました。高校生の頃から将来の夢は税理士でした。経済経営学科では資格を取得するための特別教育プログラムや、有名な資格予備校の講師による学内講座があり、会計士・税理士について学びを深めることができています。大学入学後は様々なボランティア活動に参加し、充実した日々を過ごしています。
1年次から自分の将来を
見つめる機会がたくさんあります。
経済経営学科 4年
大阪府立山本高等学校出身
少人数制で、一人ひとりに対して手厚いサポートが受けられるのではないかと思い、大和大学への進学を決めました。私は、様々な業界の有名企業の方々が特別講師として講義をしてくださる実学講座が最も印象に残っています。1、2年生の早い段階から自分の将来について深く考えるきっかけとなり、また、社会全体を広い視野で見ることの大切さを学びました。就職活動が本格化してきた今、この講義で学んだことが活きているとあらためて実感しています。
どれだけ知識を身につけられるか、
意識して勉強しています。
経済経営学科 4年
東大谷高等学校出身
この学科を選んだのは、経済と経営のどちらも学んでみたいと思ったからです。新しい大学で、設備がとてもきれいなところも気に入っています。高校時代は試験で毎回、学年で一桁の順位をとることが目標でした。でも大学生になってからは、順位を気にするのではなく、知識を身につけるための勉強をするようになりました。他の大学に比べて少人数なので、講義の時間に先生に質問しやすいのも、この大学の魅力です。
講義を受けていく中で、
めざしたい職業がみつかりました。
経済経営学科 2024年卒業
大阪府立佐野高等学校出身
高校生の時は学部が絞れておらず、一つの分野だけではなく多種の分野が学べるのではないかと思い政治経済学部を選びました。講義を受けていく中で「金融」系の職業に就きたいと思うようになりました。目標が決まったことで集中して取り組むことができるようになっています。3年次にある企業の方々のお話を聞く講義では、さまざまな業種のことが聞けてとても参考になり視野が広がったと思います。大変なことも多いと思いますが、後悔のないよう頑張ってください。