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オリジナルラーメン「すいたぶるラーメン」でフードロス削減に貢献~“魚ジャパンフェス”にラーメン店を出店。

2021年06月

持続可能な社会を実現するには、
食の問題の解決が必須。

舞台となったのは5月27日~29日にわたって開催された「第1回SAKANA&JAPAN FESTIVAL2022(魚ジャパンフェス)」。全国の魚グルメが集結したこのイベントに、社会学部の学生たちが、関西地域の素材を活用した「すいたぶるラーメン」を提供。見事、予定していた650杯すべてを完売しました。

社会学部では、「快適な都市やコミュニティーの創造」を一つのテーマとしています。お膝研究を進める上で、フードロスの削減がテーマとして浮かび上がりました。

「すいたぶるラーメン」には規格外で廃棄予定だった食材がふんだんに活用されています。実際、スープには数多のクズ野菜を用いたほか、淡路島産の玉ねぎ、舞鶴市の魚の魚粉やシロイカ煮干しなど、素材のほとんどが規格外品や廃棄予定の残さなどで占められました。

ラーメンマニアの学生が主人公となり、
プロジェクトを進める。

プロジェクトのリーダー役を買って出てくれたのが、社会学部2回生の永井琉太さんです。もともとラーメンが大好きな永井さんは、将来、ラーメン店を開業したいと夢描くほどで、プライベートでもラーメン作りに励んでいます。卒業論文のテーマもラーメンにしたいと考えており、かねてから立花晃准教授に相談していました。何度も話し合いをするうちに、永井さんの情熱に打たれ「廃棄食材を使ったラーメン作りプロジェクトを立ち上げ、やるからにはしっかりと味を突き詰めて実際の店舗販売に挑戦しよう」という話が持ち上がりました。

永井さん自身、食べられるのに捨てられる食材を「もったいない。何か利用できないだろうか?」と常日頃から考えていたからこそ、立花准教授の言葉には心動かされるものがあったそうです。食料危機が深刻化すれば、これまで当たり前に使われていた食材がなくなる可能性が高まります。おいしいラーメンを通して、社会問題について学ぶきっかけを提供したい。そんな思いでプロジェクトに臨みました。

学生が自ら地域に掛け合って素材を集める。

フードロス対策というと廃棄品を使うこと自体が最優先され、ともすると“味は二の次”とのイメージを持たれがちです。しかしながら、ラーメンにこだわりのある永井さんは「誰もがおいしいと思うラーメン」を提供することを絶対的な目標に掲げました。さらには地域の市町村や企業と連携しながら、SDGSへ対する取り組みや、高齢化社会に備えた町おこしなどもテーマとしました。

プロジェクト開始翌日には、永井さんは淡路島の農家のもとに赴き、規格外品の玉ねぎの仕入れに関する交渉を開始。さらに京都の製麺工場を見学したり、舞鶴市でも魚介類の提供に関して意思疎通を図るなど、ラーメンの素材集めのために各地を縦横無尽に駆け回りました。

永井さんは当時をこう振り返ります。
「私の夢の実現のために多くの方々にご協力いただき、必ず大成功に終わらせて感謝の気持ちを結果で返そうと心に決めました。だから失敗は絶対に許されないしいい加減なことはしてはいけないなと思いました」
本気で奔走し続けた結果、フェスでも人気を集めるラーメンを形にすることができたのです。

大和大学が一番、ラーメンをうまく作れるんだ!

フェス当日は予想以上の反響が寄せられ、最終日のスープがなくなってしまうというトラブルが発生。食材を追加発注する余裕なかったことから、学生たちは残っている食材でどのようなスープができるか試行錯誤を重ね、ギリギリで新たに煮干しスープを形にしました。

「メンバーのチームワークは世界一! どんなトラブルにもすぐ対応できましたし、ラーメンの提供までのスピード・リズムなどすべてがとにかく最高でした。イベント終了後はより絆も深まったと実感しています」(永井さん)

イベントをきっかけに食品ロス問題に関心を持つ人も増え、研究室にも「こんなに美味しいものが捨てられるの?」といった問い合わせも寄せられています。活動を通してフードロスや地域課題の現状を目の当たりした学生たちも、より多くの人たちに問題を知ってもらいたいとの思いを新たにしています。

ラーメンプロジェクトもこのまま継続する予定です。永井さんは究極のラーメンを提供する店舗を作った上で、大学生が経営するラーメン店では初となる海外出店を最終目標に掲げました。店舗経営で上がった利益は社会貢献にも活用する計画でもあります。大和大学で育った新しい世代たちが、おいしいラーメンを通してフードロスを削減しながら、グローバルな舞台で「持続可能な社会」を実現させていきます。

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