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e-sports大会の運営団体を立ち上げ、学生主体で大会を企画・運営

環境が整うのを待つのではなく、
まず一歩を踏み出すことが大事!

高校時代は、全国大会にも出場する強豪の軽音楽部の活動に打ち込む。また、将来は情報技術に関わる仕事に就きたいと考えていた。大和大学 情報学部の第1期生として、専門知識を学びながら自分たちの手で学部の文化を築き、活動を広げていける環境に魅力を感じて大和大学へ。

中村 蒼良
(なかむら そら)
情報学部 情報学科(4年)

大阪府立桜塚高等学校 出身

Launch

ゼロから始める、e-sports大会開催への挑戦

学内のe-sports大会運営団体「VOYAGE」を立ち上げ、e-sports大会の企画・運営に携わっています。「VOYAGE」では、大会の企画から参加者募集、ルール策定、チーム管理、試合日程の調整、参加者への連絡、当日の進行まで、学生が主体となって運営。大会を開催するためには多くの準備が必要ですが、立ち上げメンバーである私は、大会の目的や形式を考え、運営メンバーを集めるところからトータルで携わっています。すべてを一人で行うのではなく、運営メンバーの得意分野に合わせて役割を分担。進捗を共有しながら、大会全体が円滑に進むよう調整することを意識しています。

「VOYAGE」立ち上げのきっかけは、大学内にゲームを楽しむ学生がたくさんいるいっぽうで、学年や普段の交友関係を越えて、学生同士が真剣に競い合い、交流する機会をもっと増やしたいと感じたことです。そこで、誰かが企画してくれるのを待つのではなく、自分たちでe-sports大会を開催してみようと考えました。高校時代、軽音楽部で仲間と同じ目標に向かって努力して成長できた経験から、大学でも学生が一つの目標に熱中できる場をつくりたいと考えたことも、立ち上げ理由の一つです。

e-sports大会の企画・運営にあたって心がけたことは、参加者が安心して参加できるよう、事前準備と情報共有を丁寧に行うことです。ルールや日程の説明が曖昧だと、認識のズレやトラブルにつながるため、参加者から見てわかりやすい案内になっているか、何度も確認しました。また、参加者ごとに授業や予定が異なるため、複数チームの試合日程を調整することに苦労。急な変更や想定外の問題が起きた際も、公平性や参加者の納得感を考慮し、運営メンバーと相談しながら対応しました。

Enthusiasm

試行錯誤の先に生まれた、学生たちの熱狂

自分たちが企画した大会に多くの学生が参加し、チームで協力しながら真剣に試合に取り組む姿を見ることに、大きなやりがいを感じています。活動を始めた当初は、本当に運営メンバーや参加者が集まるのか、大学内で大会として成立させられるのか、不安もありました。そこで、最初から大規模な大会を目指すのではなく、興味を持ってくれそうな学生に一人ずつ声をかけ、実現に必要なことを整理しながら準備を進めることを意識。日程変更など、想定外の問題が発生した際も、一人で抱え込まずに運営メンバーや先生に相談しながら対応し、実践と改善を重ねて少しずつ大会を形にしていきました。

一番印象に残っているのは、複数チームによる予選リーグと決勝トーナメントを行った「大和V杯」の決勝を、学内でオフライン開催できたことです。予選では、各チームとの日程調整や連絡など、細かな準備を重ねました。運営メンバーと役割を分担しながら大会を形にしていき、決勝当日、選手が真剣に試合に挑み、観戦する学生も盛り上がる姿を目にしたときの感動は、言葉で言い表すことができません。    

「VOYAGE」の活動の成果は、学内になかったe-sports大会を立ち上げ、参加者募集から予選、決勝までを学生主体で実施できたことです。「大和V杯」の終了後には、参加者アンケートを実施。反省点や改善案を次回の運営に活かす取り組みも行っています。今後も参加者の声を取り入れながら、学生が新しい仲間と出会い、大学生活を楽しめる場を創出していきたいです。

Challenge

「目標に挑む側」から「目標をつくる側」へと成長

最も成長できたと感じるのは、失敗を恐れず、まず挑戦してみる姿勢が身についたことです。以前は「実現できるだろうか」と考えて行動をためらうこともありましたが、「VOYAGE」の活動を通して、すべての準備が整うのを待つのではなく、まず一歩を踏み出すことの大切さを学びました。実際に行動することで初めて見えてくる課題もありますが、周囲の力を借りながら改善を重ねていけば、少しずつ形にしていける。そうした経験を重ねる中で、自分から行動し、周囲を巻き込みながら物事を前に進める力が身についたと感じています。  

高校時代は、全国大会にも出場する強豪の軽音楽部に所属。共通の目標に向かって努力する中で、簡単にあきらめない姿勢や、仲間の意見を受け入れ、自分の役割に責任を持つことの大切さを学びました。大学ではその経験を活かしながら、用意された活動に参加するだけでなく、自分が必要だと思う活動を自らつくってみたいと考えるようになりました。「VOYAGE」でe-sports大会を立ち上げたことで、「与えられた目標に挑む」だけでなく、「目標や挑戦する場そのものをつくる」という新しい一歩を踏み出せたと感じています。高校時代の自分には、最初から自信やじゅうぶんな知識がなくても、興味を持ったことにはまず挑戦してほしいと伝えたいです。軽音楽部で身につけた力が、大学でe-sports大会を立ち上げる際にも活きたように、行動したからこそ見えてくることや、挑戦したからこそ得られる出会いがある。その大切さを、今の自分だからこそ伝えられると思います。

大和大学には、学生が新しいことに挑戦する際、先生や職員の方々に相談しながら実現に向けて進められる環境があります。情報学部の第1期生として、そうした環境の中で自分たちのアイデアを形にし、新しい活動を生み出せた経験を、次の世代にもつなげていきたいです。今後の目標は、e-sports大会を継続的に開催できるよう、準備手順や役割分担、参加者への連絡、当日の進行、トラブル対応などを整理し、負担が偏らない運営体制を整えること。また、参加者アンケートの声も取り入れ、e-sports大会に初めて参加する学生にもわかりやすく、選手・観戦者・運営メンバーの誰もが楽しめるイベントへと成長させていきたいです。

(2026年9月25日掲載)

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