11月20日（水）政治経済学部の2年生を対象に、後藤圭二吹田市長の特別講義が行われました。

事前に学生から募った20の質問に、丁寧に文書で回答をお示しいただき、その上で、よく聞かれることととして、なぜ市長になったのかについて、「本来市長になるつもりはなく、打診されても何度も断ったが、最後は断り切れなくなった」と経緯をお話しいただきました。その上で、「人生には分岐点がいくつかある。その時、決断するのは自分自身であり、自分の下した決断には責任を持たねばならない。」として人生の選択に対する自主性・主体性の重要性をお話しいただきました。

さらに、学生が今一番すべきこととして、自由にできる多くの時間がある学生時代のうちに、「今しなければ二度と出来ないこと」に時間を使うべきであるとお話しされました。そして、その筆頭に「旅」を挙げ、特に海外に出て日本を客観的に見る経験をすべきであると力説されました。また、学生時代は全てのことを疑うことが必要であり、噂やネットの情報ではなく、自分の目で実際に見て、確かめることが重要であると説かれました。

最後に吹田市職員をめざす学生へのメッセージとして、何をしたいか、ではなく「どう生きたいか」で人生を決めるべきであり、その時、「人の為に尽くすこと」に生きる価値を感じられる人に来てほしいと述べられ、多彩な話題であっという間の90分の講義を締めくくられました。