第4回は、高槻市にある五領・上牧地域包括支援センター 管理者（保健師）である椿　和美先生をお招きして「生活の1ページを共に綴る」をテーマに地域看護の魅力についてご講義をいただきました。

地域包括支援センターは、地域の高齢者の総合相談、権利擁護や地域の支援体制づくり、介護予防の必要な援助などを行い、高齢者の保健医療及び福祉を包括的に支援することを目的とし、地域包括ケア実現に向けた中核的な機関として市町村の委託を受けて設置されています。

椿先生からは、地域包括支援センターの業務や看護内容、実際の活動時に大切にされている「交流の場づくり」や「社会資源の発掘と広報」そして、高齢者の生活の1ページを共に綴る個々の関わりを事例体験から語っていただきました。

学生アンケートでは、「地域包括支援センターの業務内容を詳しく知る機会になった」や「地域看護について知らないことを知れて良い機会になった」「1人の高齢者を様々な職種で支えるという横のつながりがあって地域の方が暮らしやすいような環境を作る地域看護というものにとても魅力を感じました」等の記述があり、講義の内容に９割以上の人が「興味が持てた」と回答していました。