7月19日（水）、政治経済学部の「キャリア研究I」では、関西電力の理事でエネルギー・環境企画室長の斎藤公治先生をお招きし実学講座を実施しました。テーマは「2050年カーボンニュートラルに向けて〜世界の動向と関西電力の取り組み〜」です。

はじめに、再生エネルギー、原子力、火力のエネルギーのベストミックスによって関西電力が追求する「S＋3E（安全性・安定供給・経済性・環境性）」の説明がありました。本題のカーボンニュートラルへの取り組みについては、IPCC設立からCOP26までの気候変動に関する国際的取り組みにおいて資源が乏しい島国である日本の問題が強調され、関西電力がエネルギーのベストミックスと水素の活用などの技術革新によってゼロカーボンエネルギーのリーディングカンパニーになるビジョンを解説いただきました。専門的なテーマをわかりやすく論じていただき、学生から多くの質問が出た充実した講演となりました。