10月26日（水）、特任教授　山崎 拓先生（元自民党副総裁）による特別講義「国際関係論的視点に立つわが国の外交・安保政策概論」の第2回講義を、政治経済学部1年生対象の「キャリア研究Ⅰ」にて実施しました。今回の講義は、「外交三原則に基づく日本外交史」をテーマに行われました。

外交三原則とは、1957年に外務省外交青書第1号に明記された「国連中心主義」「自由主義諸国との協調」「アジアの一員としての立場の堅持」の原則であり、今もなお我が国外交の基調となっています。上記原則のご説明があった後、日米安保条約改正、沖縄返還協定締結、そして日中国交正常化や日中平和条約締結に至るまでの外交史について、条約の条文の解説等含めて詳細にご講義いただきました。

「歴史上の出来事」と捉えがちな時代を過ごして来られた先生のお言葉には大変説得力があり、学生には「それぞれの出来事は繋がっていることを良く理解して歴史を学ぶべき」とのメッセージをいただきました。