10月19日(水)、社会学部１年生を対象に、凸版印刷株式会社 文化事業推進本部 開発部 VRコンテンツ開発T課長の中村　友氏による社会学部プロフェッショナル講座を実施しました。テーマは、「文化財のVRとデジタルアーカイブ」です。

講義の中で、中村氏は自社の事業について、「印刷テクノロジー」をベースに「情報コミュニケーション事業分野」、「生活・産業事業分野」および「エレクトロニクス事業分野」の3分野にわたり幅広い事業活動を展開していることを概説され、現在、中村氏が所属するVRコンテンツ開発チームがこれまでデジタルアーカイブ化した文化財について説明されました。国内外の世界遺産をはじめとする文化財をデジタルアーカイブ化してVRに記録・保存することの意義重要性を説くとともに、文化財をVRに記録するまでの取材、撮影、編集などの工程について、自身の取材経験を、苦労話を交えながら語られ、学生は熱心に耳を傾けていました。

受講した学生のひとりは、「今回の講義では、技術の組み合わせで新しいものが生まれるということを学びました。文化財のデジタルアーカイブ化という新しい技術に触れ、情報革命や、デジタルの可能性を感じました。」と、講義を振り返っていました。