2022年10月30日（日）、台湾注目の異才・黄インイク監督最新作「緑の牢獄」上映会＆監督対談を実施します。本学学生のみならず、一般の方も無料でご参加いただけます！（申込制）

【1.開催趣旨】
台湾と八重山諸島の交流の歴史は長く、とりわけ植民地期の二つの社会圏は折り重なりあっていました。たとえば、
観光地として有名なあの西表島には炭坑があり、そこで多くの台湾人が働いていました。炭坑で育ち、戦後も西表島に生きた一人の台湾人女性の人生を描き出した『緑の牢獄』は、私たちに様々に問いかけてきます。また、監督と坂田勝彦さん（群馬大学教授）の貴重な対談が、私たちの理解をより深めてくれます。
皆様のご来場をお待ちしております。（大和大学社会学部教授・蘭 信三）

【2.あらすじ】
「南の果て、西表島に生きた台湾人女性のアンサクセス・ストーリー」。
沖縄を拠点として活動する黄インイク監督が七年間の歳月を費やした渾身の一作『緑の牢獄』。
熱帯林に囲まれ「秘境」と呼ばれる西表島。島には人知れず眠る巨大な「炭鉱」があった。廃坑を無秩序に覆う緑、そこを住処とするイノシシの群れ、そして廃坑を見つめる90歳の老女ーー橋間良子。10歳で父に台湾から連れられ、人生のほとんどをこの島で過ごした彼女は、たった一人で誰もいない家を守る。

＜日時＞2022年10月30日 （日）　13時～16時

＜場所＞大和大学理工学部棟D302講義室