10月13日(火)、総合リハビリテーション学科・言語聴覚学専攻の2年生が、後期から始まったゼミ活動の一環として毎年恒例の「症例検討会」を実施しました。
各ゼミグループでは、国家試験対策や卒業研究に向けた研究デザインの立案など、それぞれの目標に沿った活動が本格化しています。今回の症例検討会では、提示された患者情報をもとに障害名を推定するだけでなく、症状や検査結果を根拠に「なぜその障害であると判断したのか」を論理的に説明するワークに取り組みました。さらに、障害の特徴を踏まえた訓練計画の立案にとどまらず、ICF(国際生活機能分類)の視点を取り入れ、患者さんの活動や社会参加を支えるための具体的な支援方法についても活発な議論が交わされました。
各グループの発表では、導き出した障害名はほぼ共通していたものの、退院後の生活を見据えた多様なアイデアにおいて、それぞれのグループの特色が強く表れました。家庭や職場でのコミュニケーション方法の工夫、家族への支援、地域社会の資源の活用など、患者さんの生活背景や希望に寄り添った具体的な提案がなされています。同じ障害であっても、患者さん一人ひとりによって必要な支援は異なります。今回の症例検討会は、単に障害を評価するだけでなく、患者さんの生活全体を捉え、言語聴覚士として何ができるのかを深く考える貴重な学びの機会となりました。
学生たちには、今後のゼミ活動を通じても知識を深めるだけでなく、得られた情報を的確に整理・分析し、自分たちの考えを根拠に基づいて説明できる力を養っていくことが期待されます。

