7月10日(金)、11日(土)の2日間、本学社会学部は、一般社団法人国際ラーメン学会(URCRAS)との共催により、「ラーメン文化サミット2026 ~食・産業・地域・世界をつなぐ2日間~」を開催しました。本サミットは、ラーメンを「食」だけではなく、文化、産業、地域振興、教育、国際交流、環境、AIなど、多様な視点から捉え直すことを目的として企画され、研究者、企業、自治体、地域団体、学生など、多様な参加者が一堂に会する学術・交流イベントとなりました。
2日目の冒頭では、前首相でラーメン文化振興議員連盟会長の石破 茂衆議院議員の祝辞、次いで社会学部・西田学部長の開会の言葉を皮切りに、終日、ラーメン文化に関する多面的な議論が交わされました。会場となった社会学部E棟では、全館に渡り、学術研究大会をはじめ、シンポジウム、企業・自治体・地域団体による展示、キャリアデザインを目的とした就職支援ブースなど、多彩なプログラムを実施。社会学部1年生にとってはキャリア教育の実践の場となり、学生たちは運営や展示、来場者対応などにも主体的に携わりました。



学術研究大会では、ラーメン文化を多角的に分析する研究発表が行われ、文化社会学、地域政策、経済、AI、環境、国際交流など分野を横断した活発な議論が展開され、審査の結果、以下の研究が表彰されました。
<受賞者>
【セッション1 優秀発表賞】
福田美紀(びわこ学院大学准教授)・永利颯志(大和大学社会学部4回生)・永井琉太(一般社団法人国際ラーメン学会代表理事)『日式ラーメン受容に関する共同研究』
【セッション1 学術賞】
洪 暎澤(ホン・ヨンテク/信韓大学グローバル貿易学科教授)『韓国のラミョン(ラーメン)文化の融合と発展―プデチゲとラミョンサリを例に―』
【セッション2 学術賞】
山田達也(Team ACE LABO/東北大学マイクロシステム融合研究開発センター)『AIが拓くラーメンの次世代進化―文化・技術・社会実装の三位一体モデル』
【セッション3 優秀発表賞】
田中結衣(大和大学社会学部3回生)『学生ベンチャー継承の困難性についての研究―ラーメンユニットを事例として―』
【セッション3 優秀発表賞】
Re-rice Project(大和大学社会学部 域学連携研究室・天野健作・立花晃)『コメがつなぐ未来―地球環境と食文化の持続可能性―』
今回の研究大会では、本学学生が優秀発表賞を受賞するなど、教育・研究活動の成果が高く評価されました。4年生の永利颯志さん、3年生の田中結衣さんが、それぞれ共同研究および卒業研究の成果を発表し、実践的なフィールドワークや地域連携から生まれた研究が学術的にも高い評価を受けました。学生が研究発表のみならず、企画・運営・広報・展示に至るまで主体的に参画したことは、本学社会学部が推進するPBL(Project Based Learning)・CBL(Community Based Learning)の成果を示すものとなりました。
また、本サミットでは韓国・信韓大学との学術交流も大きな成果の一つとなりました。洪暎澤教授による発表では、日本のラーメン文化が韓国で独自に受容・発展した過程について報告され、食文化を通じた国際比較研究の可能性や、今後の日韓学術交流の発展に向けた新たな展望が示されました。今回の交流を契機として、両大学間の継続的な研究・教育連携が期待されています。
さらに、東北大学マイクロシステム融合研究開発センター・Team ACE LABOの山田達也氏による研究では、AIを活用したラーメン産業の未来像が提示され、文化・技術・社会実装を融合した新たな研究領域として注目を集めました。伝統的な食文化と先端技術を結び付ける視点は、多くの参加者に新たな気づきをもたらしました。
本サミットは、ラーメンという身近な食文化を通じて、地域社会、産業界、大学、そして海外の研究機関をつなぐ新たなプラットフォームとして、大きな成果を収めました。今後も本学社会学部では、一般社団法人国際ラーメン学会(URCRAS)をはじめとする国内外の研究機関・企業・自治体との連携を深めながら、「ラーメン学」の発展と地域社会への貢献、国際交流の推進に取り組んでまいります。






