12月8日（月）、大阪ガスネットワーク株式会社 エネルギー・文化研究所の山納洋氏をお招きし、政治経済学部の2年生を対象とした実学講座を実施しました。

フランスでは、「哲学カフェ」などカフェが人々の学びの場、コミュニケーションの場となっていることが日本でも知られるようになるなど、家庭（ファーストプレイス）と職場や学校（セカンドプレイス）を往復する生活による弊害について考察が進んでいます。今回の講義では、人々がリラックスして自分らしく過ごせる「第三の居場所（サードプレイス）」をテーマに、日々の働き方と社会との関係について山崎氏自らの経験をもとにお話しいただきました。

山納氏は大阪ガスに入社したものの、「会社の同質性が苦手だった」と正直に話されるなど、会社員人生の多くをいわゆるトークカフェの「場づくり」に充てられていたとのこと。その経験を分かりやすく学生たちに説明いただくとともに、質疑応答も活発におこなわれました。学生たちにとって、コロナ禍以前と以後の社会の変化などについて考える貴重な時間となりました。