11月19日（水）、本学一年生を対象とした実学講座が開催され、キャリア研究授業の一環として「ギャンブル依存症」をテーマに講義が行われました。当日は、外部より4名の講師をお招きし、依存症について多面的な視点から学ぶ貴重な機会となりました。

講義では、アルコール、薬物、ギャンブル、ネットゲームが世界保健機関（WHO）によって依存症として認定されていることが紹介され、現代社会における依存症の広がりと深刻さが強調されました。

招待した4名の講師は、それぞれが親族の依存症に向き合ってきた経験を持ち、その実体験をもとに依存症の特徴や影響、そして回復の過程について、学生にも理解しやすい言葉で丁寧に説明してくださいました。実際の生活に根ざしたエピソードは、学生たちに強い説得力をもって伝わり、依存症が決して遠い存在ではなく、身近なところに潜んでいる問題であることを改めて実感させました。

今回の講座を通じ、学生たちは依存症への正しい理解と、自身の周囲でも起こり得るリスクについて考える重要性を学ぶことができました。本学では、引き続き社会で直面する課題を学ぶ機会を提供し、学生の健全な意思決定力や社会的感性の育成に努めてまいります。