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自律型ロボットで迷路を走破! 全日本学生大会に出場して『団体特別賞』を受賞

理工学部では、授業の枠を越えてさまざまな技術に触れられる、「ものづくり工房」という活動を行っています。2024年に誕生した「マイクロマウスロボットチーム」も、その一環。マイクロマウスは、マイコンを搭載した自律型ロボットが迷路を最短時間でゴールするまでを競う、歴史ある世界的なロボット競技です。機械にもプログラミングにも触れられる環境で、スキルを磨きながら成長する、学生たちの熱い思いに迫ります。

伊藤先生
参加者:理工学部 理工学科
  • 川畑 太耀
    (2年)

  • 嘉田 風雅
    (2年)

  • 岸田 卓樹
    (2年)

  • 齊藤 航星
    (1年)

  • 海江田 匡洋
    (1年)

  • 前田 紘希
    (1年)

  • 山田 匠眞
    (1年)

1

マイクロマウスに詳しい先生が赴任!
「マイクロマウスロボットチーム」が誕生

川畑 太耀

マイクロマウスに興味を持ったきっかけは、伊藤先生との出会いでした。1年生の頃は「ものづくり工房」でライントレースカーを製作していたんです。2年生になったとき、マイクロマウスに詳しい伊藤先生が大和大学に赴任。先生の話を聞いて興味を持ち、「マイクロマウスロボットチーム」に参加しました。

嘉田 風雅

私はもともと機械いじりが好きでした。一人で作業するだけでなく、チームで何かをやりたいと思っていたタイミングでマイクロマウスの話を聞き、挑戦することにしたのです。

岸田 卓樹

マイクロマウスと聞いたときは、最初は何のことかわかりませんでした。特に機械に詳しいわけでもありませんでしたが、おもしろそうだと感じて飛び込むことにしたのが始まりです。

海江田 匡洋

入学後、「ものづくり工房」の説明会に参加した際、その場にいた1年生たちと「やってみようか」と盛り上がりました。そこから、この活動に参加することになったんです。

山田 匠眞

昔から機械やプラモデルが好きだった私にとって、マイクロマウスの話を聞いたとき、「これだ!」と直感しました。

前田 紘希

ロボットやクルマに興味があった私。自律型ロボットを作って迷路を走らせると聞いて、迷わず参加を決めました。

齊藤 航星

高校時代から電子工作にハマり、ラジオを作ったりしていたんです。大学でも何かを作りたいと考えていたところ、マイクロマウスの話を聞き、興味を持ちました。

伊藤先生

私はもともと、趣味でマイクロマウスの大会に参加していました。その楽しさを学生たちにも伝えたいと思い、この活動を始めたのです。
2

光センサーの設定やタイヤの回転速度など、
繊細な調整が必要で苦労の連続

前田 紘希

マイクロマウスは、光センサーを使って壁との距離や障害物の位置を測定しています。ただ、この光センサーの設定が本当に難しいんですよね。

齊藤 航星

ちゃんと迷路を走れるようになるまでに、1ヵ月くらいかかりました。

海江田 匡洋

正確に動かすにはどう設定すればいいのかを、理解するのに苦労しましたね~。

山田 匠眞

部屋の照明によっても、光センサーの設定を変えなきゃいけないのが大変です。

嘉田 風雅

私は比較的早く、光センサーの設定ができるようになったんです。でもそこから、原因不明のトラブルにハマり…。途中で動かなくなったり、勝手に動き出したりして、その原因を解明するのが本当に大変でした。

岸田 卓樹

わかる!先週はちゃんと動いていたのに、今週になったら動かなくなったりして…。原因を突き止めて改善し、走行を安定させるのが一番難しかったです。

前田 紘希

スピードを上げるためには、タイヤの回転速度も重要なポイントですよね!

山田 匠眞

ホイールが歪んでいたせいで、上手く動かないということがありました。光センサーの設定のせいだとばかり思っていたので、原因がわかったときはビックリ。ちなみに、新しいホイールは伊藤先生が3Dプリンタで作ってくれたんですよ。

川畑 太耀

ライントレースカーを製作した経験があったので、私は2週間ほどである程度マイクロマウスを制御できるようになりました。そして、7月に開催された大会に出場し、完走することができたんです。ただ、上位の人たちは私の10分の1くらいのタイムで迷路をクリア。あまりのレベルの違いに驚愕しました。

伊藤先生

大会では、3m×3mほどの大きな迷路の完走を目指します。完走率は、およそ6割程度。単に完走するだけではなく、スピードを競い合うことは大きなモチベーションになるでしょう。
3

ロボットとプログラミングの知識が身につく!
思い通りにいかないから、挑戦意欲が刺激される

川畑 太耀

マイクロマウスのおもしろさは、ロボットとプログラミングの両方を学べるところです。自分が設定した通りに動いたときの達成感は格別!

岸田 卓樹

私はプログラミングが好きで、これまでにいろいろなものを作ってきました。ただ、それらはすべて画面の中だけのもの。だから、自分の指示で実際にマイクロマウスが動くのを見たときは、本当に感動しました。

海江田 匡洋

機械やプログラミングの知識がまったくなかったので、日々多くのことを学べるのが楽しいです。最初は、一度プログラミングすればそれで終わりだと思っていました。でも、光センサーの設定を微調整する必要があるなど、奥深さに驚きましたね。

齊藤 航星

機械いじりの楽しさを味わえるのが、大きな魅力です。私はもともとプログラミングが好きではなかったのですが、原因不明のエラーが出てもイライラせず、粘り強く取り組めるようになりました。

前田 紘希

思い通りにいかないことも多いのですが、それだけに壁をクリアしたときのやりがいは大きいです。自分のマイクロマウスが無事に迷路を走破したときの喜びは、言葉では言い表せません!

嘉田 風雅

マイクロマウスって、なかなか手強いですよね!思い通りに動いてくれないと、逆に挑戦意欲がどんどん刺激されます。

山田 匠眞

私は迷路を走らせる前に、毎回祈っています。すると、不思議と上手くいくんです。手がかかるぶん、自分のマイクロマウスに愛着が湧いてきました。私は齊藤君と同じロボットを使っていて、「シャイパス」という名前をつけています。

嘉田 風雅

私と岸田君のロボットの名前は「ポチ」です!

岸田 卓樹

ペットみたいでかわいいですよね!

川畑 太耀

私のロボットの名前は「M-L55V」。実家のクルマがダイハツの「ミラ」なんですけど、その初期モデルの型番にしました。

伊藤先生

現在は、基本的に二人で1台のロボットを使っています。ただ、将来的には一人に1台ずつ行き渡るようにしたいですね。
4

自分たちにできることを増やしていき、
マイクロマウスのスピードアップを目指す

海江田 匡洋

私は前田君と同じロボットを使っていますが、まだまだ頼りきりというのが現状です。まずは、自分一人でマイクロマウスを動かせるようになることが目標ですね。

川畑 太耀

ある程度は想定通りにマイクロマウスを操れるようになりましたが、タイヤが滑ったりモーターが焼けたりと、課題は山積みです。それらを一つひとつクリアして、マイクロマウスのスピードアップを目指したいと思います。

齊藤 航星

私もスピードを追求して、大会で好成績を残したいです!

嘉田 風雅

部屋の明るさによって光センサーの設定を変えるのが手間なので、自動で設定できるよう試行錯誤しています。少しでも早く、このアイデアを形にしたいですね。

岸田 卓樹

嘉田君のアイデア、すごくいいですよね。今は一緒にカスタムを進めており、それを完成させることが直近の目標です。

前田 紘希

マイクロマウス委員会の関西支部で開催されている交流会に積極的に参加しているのですが、上位入賞者の方々から多くのことを学び、新たな技術を取り入れていきたいです。

山田 匠眞

交流会は、多くの学びが得られる貴重な場。私も先日教わった技を早くマスターしたいですし、3Dプリンタを使ってホイールの製作にも挑戦してみたいですね。

伊藤先生

このメンバーたちは、2024年12月1日に開催された「第39回全日本学生マイクロマウス大会」に出場しました。活動を始めてから半年余りですが、好タイムで完走。みんなの努力と熱意が評価され、見事「団体特別賞」を受賞しました。本当によく頑張りましたね。おめでとう!

理工学部の学生から見た、
大和大学のいいところ!

大和大学には、新しいことに積極的にチャレンジできる環境が整っています。「マイクロマウスロボットチーム」の活動では、伊藤先生がゼロから学べる環境や必要な設備をすべて整え、丁寧に指導してくれる点が大きな魅力。また、オープンキャンパスなどを通して、活動の成果を多くの方々の前で発表する機会もあります。さらに、マイクロマウス委員会の交流会に参加して他大学の方々と交流するなど、幅広い経験ができるのも特徴です。

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