9月12日(金)、9月13日(土)に宮城大学で開催された日本計画行政学会第48回全国大会にて、社会学部から、立花晃教授、天野健作教授、松林薫教授の3名と、学生(2回生1人、3回生4人)と卒業生1人が、計6タイトルの発表を行いました。
発表では、社会学部で取り組んでいるSDGs関連プロジェクトに関することや、離島での食料アクセス問題の現状と課題、広島発祥のスポーツ「エスキーテニス」がもたらす地域振興について発表を行いました。
社会学部2年生の青木さんは、離島部での人口減少や、高齢化に伴う買い物難民、買い物弱者の発生について研究を行っており、実際に、滋賀県の沖島や沖縄県の沖永良部島を訪問し、食料アクセスについて現地で研究・データ採取を実施し、「沖島における食料アクセス問題の現状と課題-買い物支援施策と共同売店モデルの適用可能性-」というタイトルで学会発表を行いました。
その他にも、吹田市役所の地下に出店を行った「麺の下の力持ち」が社会にどのような影響を与えたかについて、「チャレンジショップ事業」(商店街の空き店舗を利用し、起業未経験者の若者に一定期間貸し出す制度)の観点や、吹田市以外の都道府県での実例を挙げ、新たな課題として残る「応募者の減少」ということについて今後の研究課題も含めた内容を、卒業生の永井さんが発表をしました。
<発表タイトル>
・「ローカルスポーツを通じた地域振興~エスキーテニスを事例に」
・「公園を都市インフラとして再構築する試み ―産学連携による共創事例と今後の展望―」
・「沖島における食料アクセス問題の現状と課題-買い物支援施策と共同売店モデルの適用可能性-」
・「吹⽥市チャレンジショップ事業の検証と今後の展望―「10 期⽣ 麺の下の⼒持ち」を事例にー」
・「プラモデル製作上の躓きに関する調査と心理学的分析―産学官連携プロジェクトによる地域交流イベントを通じて―」
・「窯業都市における職人、作家の継承意識と持続可能性に関する質的分析―常滑市の作家・職人へのインタビュー調査を通じて―」