大和大学 大志を、まとえ。

検索したいワードをいれて検索してください

またはサイトマップもご覧ください

理論と実践を融合させ、
経営の今と未来を考える

反田和成教授


政治経済学部 グローバルビジネス学科
研究テーマ

国際経営や経営学、経営戦略、
ベンチャービジネス、スポーツビジネス

大手総合商社での経験を活かし、グローバルビジネスの最前線で身につけた知識やスキルを武器に“実務家教員”として活躍する反田教授。理論と実践の融合による“活きた経営学”を、学生たちに教えています。また、世界の潮流である生成AIを活用したビジネスが、経営にどのように影響をおよぼすかについても研究。そのほか、大手企業の経営陣らによる特別講義も実施するなど、反田教授のもとでは経営について幅広い学びを得ることができます。

大手総合商社時代の経験を通して、
“一流のグローバル人材の育成”を目指す

約37年近くにわたって大手総合商社に勤務し、海外駐在や新規事業の立ち上げ、関連会社の経営などに携わってきた反田教授。また、本社の各部門や関連会社など、約100件の監査を担当し、経営指導を行った経験もあるといいます。
「私は、会社員時代に培ったグローバルビジネスの経験や知見を活かして学生指導にあたる、いわゆる“実務家教員”です。主な研究テーマは、総合商社や中小企業の海外進出、社内の新規ビジネスの立ち上げや起業、スポーツマネジメントなど。大手総合商社時代のグローバルビジネスや事業構築の経験と、専門分野である国際経営、経営戦略、起業などの研究を活かした理論と実践の融合が、大きな強みだと言えるでしょう

理論だけでなく、反田教授の実体験に基づいた知識やスキルを学べるのが大きな特徴。豊富な経験に裏打ちされた“活きた経営学”から、学生たちは多くのことを吸収できます。
約37年近い会社員生活のなかで、成功もしましたし、失敗もしてきました。それらの具体的なエピソードを交えながら理論を伝授することで、グローバルビジネスに対して学生の興味を惹きつけることができると同時に、理解を深められると考えています」

掲げている研究テーマのひとつに、スポーツマネジメントがあります。反田教授によると、マネジメントという観点から見たときに、ビジネスとスポーツはよく似ているとか。
「例えば、アメリカンフットボールの戦術などは、ビジネスに通じるところがあるでしょう。スポーツマネジメントがなぜ経営に活用できるのかなど、身近な事例を紹介しながら、学生たちに経営学のおもしろさが伝わるよう心がけています」

これからの経営に欠かせないのは、
生成AIとグローバルな視点

大手総合商社を退職して教授の道へ進んでからも、反田教授は研究の一環でビジネスの最前線を追い続けています。過去には、効率的な経営を可能にする各大手総合商社のDX(デジタルトランスフォーメーション)に関する論文を執筆したこともありました。
「業界を問わず、企業経営においてデジタル技術は、もはや必要不可欠な存在だと言えるでしょう。近年は特に、世界的に注目されている生成AIを活用したビジネスが、経営にどのような影響をおよぼすかに注目しています

生成AIとは、深層学習や機械学習を駆使して、テキスト・画像・音楽などのデータを自動でつくり出すことができるAI(人工知能)のこと。生成AIの登場は、インターネットやスマートフォンに匹敵する大きなインパクトを社会に与えており、近年目覚ましい進化を遂げています。
「技術がさらに発展すれば、弁護士や公認会計士などの専門職さえも、生成AIに取って代わられる可能性が高いでしょう。そのような状況のなか、日本という小さな市場だけでビジネスを捉えるのではなく、グローバル市場を常に意識し、大きな視野で物事を考え、アクションを起こす必要があると考えています」

今は、インターネット上に構築された三次元の仮想空間“メタバース”で、全世界を相手にモノの売買ができる時代。生成AIを活用すれば同時通訳もできるので、言葉の壁も難なくクリアできるでしょう。
「業界にもよりますが、最先端のデジタル技術を組み合わせれば、比較的容易にグローバルビジネスに挑戦できるようになりました。ただ、生成AIなどのデジタル技術を経営に活用する場合、新たにさまざまな問題が発生する可能性もあるでしょう。生成AIを活用したビジネスが経営におよぼす影響についての研究を通して、法整備やリスクマネジメント、特許などの問題をクリアにすることを目標にしています

有名な日本企業の経営陣などから、
直接講義を受けられる場を提供

長年ビジネスの最前線で、幅広く活躍してきた反田教授。学生時代からの人脈も含め、多方面に人脈を築いています。これまでの経歴を活かし、幅広い業界の経営トップなどを招いて特別講義も実施。学生たちに、“活きた経営学”を学べる場を提供しています。
「中小企業論、経営戦略、国際経営など、さまざまなテーマで特別講義を実施。世界的に有名な日本企業の経営陣などから、直接講義を受けられるのが大きな魅力だと言えるでしょう」

“活きた経営学”を学べるだけでなく、反田教授が今後の経営において必要不可欠だという、グローバルな視点を養ううえでも、大和大学は最適な環境です。
グローバルビジネス学科には1年次にアメリカ、2年次にアジアに短期留学する制度があります。感受性が豊かな学生時代に外国で勉強する機会を持てることは、人生観を大きく変える貴重な機会になります。20歳までに米国とアジアの企業、大学のみならず生活習慣まで留学を通して斬新な体験をできることは、自分自身の人格形成にも好影響を与え、大きな成長を手に入れられると確信しております」

ビジネスの最前線で活躍してきた反田教授によると、留学だけに限らず、学生時代の経験は社会人になってからおおいに役立つといいます。
「大和大学の学生やこれから入学してくる方には、学業や部活、アルバイトなど、さまざまな経験を通して多くの学びを得てもらいたいです。成功体験や失敗体験を通して身につけた知識や知見は、社会人になったときに必ず活きてくるはず。ですから、チャレンジ精神を大切にしながら、学生時代に自分の頭で考えて新しいことに積極的に挑むことが大事だと言えるのです」

プロフィール

反田和成  教授

政治経済学部 グローバルビジネス学科

1979年3月、慶應義塾大学経済学部経済学科卒業。新卒で大手総合商社に就職し、約37年近くにわたって幅広いキャリアを積む。2015年12月に退職してからは、香川大学大学院地域マネジメント研究科の教授へ。その後、埼玉学園大学の教授を経て、2024年4月から大和大学で教鞭を執る。

HOME > 研究・教育 > 研究探求 @ 大和大学 > 理論と実践を融合させ、経営の今と未来を考える 〜 反田和成 教授