本学社会学部の天野健作教授の新刊本『アジアの水覇権 中国・インドの資源紛争を解く』(2024年、博論社、3245円)が、産経新聞4月24日付朝刊で、取り上げられました。長辻象平・論説委員の記事で、「中国が超巨大出力の水力発電施設を造ろうとしている」という内容です。
天野教授の本では、これから人口増大や経済成長により、世界で水資源をめぐって争いが生じるとの問題点があげられています。気候変動による水資源の変動が争いを激化させることにも触れたうえで、こうした水紛争を防ぐための方策も書かれています。長辻氏の記事は、中国が世界最大のダムをつくろうとしている理由などを、天野教授の本を引用しながら説明しています。
21世紀は水の時代。アジアの水資源を予測することは、世界の水の行方を占うことになります。社会学部では、こうした地球環境問題を学べる授業科目が用意されています。