大和大学社会学部では後期に、オリンピックやサッカーW杯などの現地取材の経験を持つ佐々木正明教授が担当する「スポーツ報道論」「オリンピック論」という授業があります。この度、実際に報道機関の記者やカメラマン、プロチームの監督・選手、チームスタッフが試合当日にどのように動くのかを学ぶ現場実習が行われました。10月29日には、履修学生45人がJ1・33節のガンバ大阪VSジュビロ磐田の一戦を会場のパナソニックスタジアム吹田(大阪府吹田市)で観戦しました。学生たちは、ガンバ大阪のチームスタッフや、ベテランサッカージャーナリストの下薗昌記さんらがどのように試合当日に動いているのかを直接聞き、試合観戦中にもファンの盛り上げのために、パナソニックスタジアム吹田でどのようなアイデアが取り入れられているかを現場で学びました。J1残留をかけた両チームのしのぎを削る戦いに、2年生の男子学生は「後半に交代した選手が数分後に決勝点を決めた。監督の采配がこれだけ試合展開に大きく影響することがわかった。事前にサッカー関係者の話を聞いていたので、学びがあった」と述べました。
また、11月30日には、エディオンアリーナ(大阪市浪速区)で行われたバスケットボールリーグのB1第8節、大阪エヴェッサVS滋賀レイクスを観戦しました。試合前には滋賀レイクス広報の大宮健司さんが大学で講義し、チーム運営には最新のスポーツテクノロジーが大きな役割を果たしていることや、ファン獲得のためにチームの公式SNSをフル展開している実態を学びました。履修学生には、将来、スポーツ界やプロチームなどで働きたい意欲を持っている者も多く、実際にスポーツの現場に立つプロフェッショナルな人々の説明に熱心にメモを取り、レポートにまとめていました。