




















中学・高校とミュージカル部に所属し、高校3年時は6学年40名を率いる部長を務める。英語学習にも打ち込み、英語に関わる仕事をしたいと考えていた。「社会学部の二期生として積極的に活動し、ここでしか経験できない学生生活を送りたい」と大和大学に進学。現在、「大阪・関西万博2025」のフランスパビリオンでアルバイト中。
帝塚山学院高等学校 出身

私は現在、「大阪・関西万博2025」内のフランスパビリオンに隣接するオフィスで、「Accreditation Management Officer」(アクレディテーションマネジメントオフィサー)として働いています。「Accreditation」とは、関係者用の入場パスの申請手続きや管理を行うこと。フランス館でイベントや作業に携わるスタッフたちは、必ず私たちの承認が必要です。フランスから働きに来る方々から、パートナーのブランド企業の社長様まで、パビリオンの建設や運営に関わるすべての方のパスを管理。大きな責任をともなうため、日々緊張感を持って業務に取り組んでいます。
Accreditation Teamには私のほか4名のメンバーがおり、他大学の学生たちとシフト制で勤務。目標は「5人で1人分の役割をカバーすること」で、自分が不在の日の出来事も日報で把握し、出勤した日は対応したすべての業務を報告して引き継いでいます。また、オフィスで働いているのは、海外から来られた方々がほとんど。自分の意見を英語で伝えるのが一番難しく、日々英語力向上に向けて努力しています。

年齢も大学も違うメンバーが集まっているので、チームメンバーをまとめるのはとても大変。誰も経験したことがない仕事なので、申請に必要なデータを管理する表や、パスの受領書などのドキュメントも試行錯誤しながら自分たちで考えて作成しました。また英語には、カジュアルな場面、ビジネスの場面で使う表現などがあり、表現の違いを学びながら使い分けられるよう頑張っています。


パビリオンでのアルバイトを通じて、自分は資料作成が得意で、他者とのコミュニケーションが上手くとれることを発見。最近は、外国の方と英語で躊躇せずに会話ができるようになってきました。また、トラブルがあった際にすみやかに対応し、その後の改善策を考えて行動に移せるまでに成長。ただし、“限られた時間内に量をこなす”という作業がまだまだ難しく、常に苦戦しています。

日本では「短文で簡潔な連絡は失礼」という意識が根付いているように思います。しかし、フランス人の上司からは「簡潔に!シンプルに!!」と要求されるので、言葉を絞る作業が難しい。しかし、こうした考え方にも慣れ、私生活でも意識するようになりました。自分の意見を、簡潔かつスムーズに伝えられる力が身についたと感じています。


当初は目の前の業務を処理するのに時間がかかり、自信をなくしてオフィスで泣いてしまう日もあったんです。しかし、上司から「一人ひとりに長所や短所があり、あなたにはあなたのいいところがある。悔し泣きや自分が情けないと思う気持ちは、大きく成長する証だよ。チームのみんなと一緒に成長していこうね」と言葉をかけてもらい、とても胸に響きました。それ以降、チームのメンバーに力を借り、自分の長所を最大限に活かしながら働くことができています。


自分の前に立ちはだかる壁は、すべて必要な試練です。高校生のときにミュージカル部でコロナ禍の様々な問題に悩み、葛藤しながら部長という壁を乗り越えやり遂げたからこそ、今の私は次の壁を目指すことができているのでしょう。大和大学に入学後はさまざまな刺激を受けて、より積極的に挑戦できるようになっています。フランスパビリオンでの仕事が決まったことを報告すると、先生は自分のことのように喜んでくれました。ゼミの教授は私の事情を理解してくれ、ゼミの実施日を調整してくれています。
大和大学は、先生との距離が近い大学。就職活動のサポートが手厚く、1年次から高い意識が身につくことで、活動をスムーズに進められました。また、モチベーションの高い友人が多く、自分の興味のある活動に熱心に取り組む仲間がいっぱい。みんなイキイキとしていて互いに切磋琢磨できる、とても魅力的な大学です!

大和大学で出会った友人や先輩、先生との関係性は、卒業後も続いていくといいなと願っています。就職内定先の企業が海外進出に力を入れているので、もっとスキルを磨いてプロジェクトに関われるようになりたい。これまでさまざまな組織でリーダーの役割を担うことが多かったので、今後もその経験を活かし、社会で活躍する女性リーダーを目指したいです。


学生をまとめています