




















香港出身。高校時代は、大手企業で働き、たくさん稼いで好きなことを自由に楽しむ人生を夢見ていた。日本のアニメや車が好きだったことから、日本への留学を決意。TOEICで730点以上を取れば海外研修費用が全額免除される制度に魅力を感じて大和大学のグローバルビジネス学科へ。
裘錦秋中學(ジュ・チン・チュウ・セカンダリー・スクール) 出身

グローバルビジネス学科の羽森教授の紹介で、実践で役立つ統計学の知識とExcelのデータ分析スキルを証明する「ビジネス統計スペシャリスト」という資格の存在を知りました。教授が試験に向けてさまざまなサポートをしてくれたおかげで、1年生の前期に基礎レベル(エクセル分析ベーシック)の資格を取得。そして、さらに上をめざしたいと思い、上級レベル(エクセル分析スペシャリスト)にも挑戦することにしました。
基礎レベルと違って、上級レベルの試験に挑む学生は私ひとりだけだったんです。そのため、羽森教授から毎週マンツーマンで指導を受けることができました。教授の解説をもとに、実践を通して学んだことをアウトプットし、フィードバックをもらいながらブラッシュアップを続ける日々。1年生の夏休みから上級レベルの勉強をスタートしたのですが、教授の手厚い指導のもとでコツコツ頑張った結果、秋の試験で一発合格できました。難関資格だけに、合格したときの喜びは言葉で言い表すことができません。

実は大学に入学するまで、WordやExcelの知識はほとんどありませんでした。そんな私が、ここまで成長できたのは羽森教授のおかげです。いつもやさしく教えてくれるので、質問や相談がしやすく、伸び伸びと勉強することができました。最初はわからないことばかりでしたが、何度も繰り返すうちに少しずつ理解できるように。「ビジネス統計スペシャリスト」上級レベルへの挑戦を通して、粘り強く取り組むことの大切さを学び、努力は必ず報われることを実感しました。


実は、「ビジネス統計スペシャリスト」の資格試験に挑む前は、「失敗したらどうしよう…」という不安な気持ちが大きかった私。実際、途中で何度も壁にぶつかり、挫折しそうになったこともありました。けれども、今回のチャレンジを通して、「失敗のおかげで、自分の弱点を知り、それを克服することで成功が訪れる」ことを実感。以来、新しいことに挑戦する際は臆することなく、積極的に取り組めるようになりました。

難関資格に挑戦する経験を経て、自分自身の大きな成長を実感しています。高校時代と違って、わからないことがあれば、自ら積極的に教授やクラスメイトに質問するようになりました。自分が思っていることを日本語で上手に伝えられないことに、時々もどかしさを感じることはあるものの、コミュニケーションスキルが高まったと実感しています。


大学に入ってから、「ビジネス統計スペシャリスト」のほか、「日本語能力試験 JLPT」のもっとも難易度が高いN1にも合格しました。今後は、「ITパスポート」や「簿記2級」の取得にも挑戦したいと考えています。卒業後はそのまま日本に残り、自動車メーカーへの就職を希望。大学で学んだビジネスの知識や、資格取得を通じて身につけたスキルを活かし、大きく活躍したいと考えています。


私は「ワインエキスパート」の資格を持っているのですが、ワイン造りと人材育成には共通点があると感じています。どちらも、どれだけ手間ひまと愛情を注ぐかが重要。それ次第で、ワインや学生の未来は大きく変わると思います。
「『ビジネス統計スペシャリスト』上級レベルに挑戦したい人はいませんか?指導しますよ」と学生たちにメールを送ったところ、「チャレンジしたい」と返事をくれたのは林君だけでした。こうして、1年生の夏休みからマンツーマン指導がスタート。彼は、特別に統計の知識が豊富だったわけでも、パソコンのスキルが高かったわけでもありません。しかし、教えたことを翌週までに確実にマスターし、ひたむきに努力を続けました。その結果、難関資格に合格できたのです。努力は、才能を超える。林君の頑張る姿を見て、心からそう思いました。

林君が「ビジネス統計スペシャリスト」上級レベルの資格を取得した話は次第に広まり、「自分も挑戦したい」という学生たちが増えてきました。現在は、4~5名の学生を指導中です。学生の成長をサポートすることが、今の私の原動力。資格取得の支援にとどまらず、今後も学生たちの力になれることなら何でもやっていくつもりです。


のおかげです!