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フードロス問題の解決プロジェクトに挑む

傍観者から当事者へと
意識が変化!

高校時代に力を入れていたのは、新聞部の活動。運動部のインターハイにあたる、「全国高等学校総合文化祭」に出場する。実家から通いやすく、やりたいことができる大和大学に入学。現在は、フードロス問題の解決をめざす学生団体「blanc」の代表マネージャーとして活躍している。

東 希

兵庫県立御影高等学校 出身

Solution

第一弾の取り組みとして、廃棄寸前の高級チョコレートを学内で販売

社会学部では持続可能で暮らしやすい社会の実現を目指すプロジェクトを進めています。私はプロジェクトの一環で、フードロス問題の解決に取り組んでいます。

例えば、賞味期限やパッケージの破損などの理由で、まだ食べられるにもかかわらず捨てられてしまう食品を仕入れ、付加価値をつけて販売。また、海外の食品の販売も手がけており、多くの方に「食」を通して異文化に触れてもらうことで、グローバル化や多様性に目を向けてもらいたいと考えています。

第一弾の取り組みとして私たちが実施したのは、廃棄寸前の高級チョコレートの学内販売です。アルバイト先で目の当たりにした廃棄チョコレートの話を先生にしたところ、それをキャンパス内で販売してみようという話に発展しました。約1ヶ月間にわたって学内販売を行った結果、板チョコに換算すると約1285枚にあたる、約90㎏分のチョコレートが捨てられずに済みました。

Idea

アイデアを具現化でき、フードロス問題の解決に貢献できるのが醍醐味

プロジェクトの醍醐味は、自分たちのアイデアをカタチにしていくこと。しかも、それがフードロスという社会課題の解決につながるのがやりがいです。うれしかったことは、大学公式Twitterで廃棄チョコレートのプレゼントキャンペーンを実施してもらったときのこと。約4,000の応募と多くの方々からあたたかいコメントをいただき、とても励みになりました。

プロジェクトを動かしていくのは、そう簡単ではありません。先生方やメンバーたちと認識のズレが生じてしまい、トラブルが発生したこともありました。プロジェクトの始動から数ヶ月が過ぎた今では、共有すべき情報を可視化する仕組みをしっかりと構築。以前よりも、情報共有がスムーズに行えていると感じています。

また、廃棄寸前の高級チョコレートの学内販売を行った際は、プロモーションが上手くいかず、多くの人に知ってもらうことの難しさを痛感しました。最終的には、社会学部だけでなく他の学部の先生方も講義で告知していただくなど、たくさんの方々のご協力のおかげで無事に販売会を終えることができました。

Growth

プロジェクトを通して、大きな成長を手に入れた!

まだスタートしてから数ヶ月ですが、プロジェクトは私を大きく成長させてくれました。高校時代はどちらかと言えば、自分がしなくても誰かがするだろうという消極的な考えだった私でしたが、「誰もやらないのなら自分がやろう!」という気持ちが、自然に湧いてくるようになりました。何ごとにも主体的に取り組めるようになりました。

問題を一人で抱え込むのではなく、仲間に頼ったり任せたりできるようになったことも成長したことのひとつです。プロジェクトメンバーはもちろん、先生方もフレンドリーで質問や相談がしやすい環境です。キャンパスで廃棄寸前の高級チョコレートを販売することが決まったときには、お金の扱い方や施設・設備の手配など、社会学部の多くの先生方がサポートしてくれました。

今の目標は、大和大学の全学生や地域の方々に、賞味期限についての認識を改めてもらうこと。そのためにも、今後さまざまな企画や取り組みを具現化していきたいです。夢は、社会学部やプロジェクトで学んだことを活かして会社を興すこと。今から、これからの学生生活や将来が楽しみで仕方ありません。

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