2024年4月に誕生したグローバルビジネス学科の大きな特徴は、「世界の最先端を走る経済大国アメリカの“今”を知る」というテーマのもと、1年次から米国研修に参加できること。さらに、2年次にはマレーシア・インド・ベトナム・シンガポールなどアジア各国の現地企業の協力を受け、リアルな課題解決プロジェクトに挑みます。今回は、「生成AIを使って、社会の諸問題を解決するビジネスアイデアに挑め!」というテーマで、生成AIを活用したビジネスモデルの構築にチャレンジする学生たちが登場。今後、Google本社を訪れてプレゼンを行う彼らが、自らのビジネスアイデアやプロジェクトの魅力について語り合いました。

沼田先生
参加者:政治経済学部 グローバルビジネス学科
井福 陽仁
(2年)古川 晃暉
(2年)堀 奏雅
(2年)上坂 優咲
(2年)村上 孝四郎ジェームス
(2年)
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社会課題を解決するビジネスモデルを考え、
生成AIを活用したデモツールも制作

沼田先生
アメリカでのプレゼンにあたって、Google本社からいただいたテーマは「生成AIを用いたビジネスプラン」です。1年生全員がチームを組み、プレゼンを行うビジネスモデルを企画立案。その内容をベースに、生成AIを活用したデモを実施するためのツール制作まで行いました。

堀 奏雅
私たちのチームでは、「バトンチェンジ~承継で広がる新たな可能性」として、事業承継を希望する企業と後継者不足に悩む地方企業のビジネスマッチングをサポートするプランを立案しました。企業版のマッチングアプリのような仕組みで、独自の企業マッチング診断システムを構築し、それぞれに適したマッチング相手を紹介するという取り組み。事業承継を希望する企業のリソースを活用し、地方の人手不足解消や経済の活性化に貢献したいと考えました。

古川 晃暉
自分たちのチームのテーマは健康です。「データテクノロジーを用いて、すべての人に最適な健康管理を提供し、医療現場と患者の架け橋となる」という理念を掲げ、医療従事者と患者の双方に貢献できるビジネスを企画しました。AIを活用して、スムーズな診察予約を実現。また、診断書や検査結果をQRコード化し、わかりやすく説明する仕組みを考えました。さらに、データをもとにAIが健康リスクを指摘し、改善のアドバイスを行う機能も備えています。

井福 陽仁
私たちが考えたのは、生成AIと教育を掛け合わせた事業です。教師の仕事は、勉強を教えること以外にも多岐にわたります。教師が、教育の本質である「授業を通して子どもたちに学びの楽しさを伝える」「生徒一人ひとりの成長をサポートする」ことに専念できるよう、AIを活用して「Q-Teacher」という業務支援ツールを開発。例えば、科目、難易度、問題数などを選択するだけで、AIがテスト問題を作成してくれます。学校行事などの連絡事項の文面も、自動で作成することが可能に。教師の業務負担の軽減を実現し、生徒たちとしっかり向き合える環境づくりを目指しています。

沼田先生
学生たちは、1年後期の授業「プロジェクトゼミ」で、毎週チームで議論を重ねながら企画をブラッシュアップ。そして、デモツールの制作までしっかりとやり遂げました。




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それぞれのチームに担当教員がつき、
手厚くフォローしてもらえるので安心



古川 晃暉
最初は個人で企画を出し合い、医療・教育・環境・ファッションなど、テーマが近いメンバー4~5人でチームを組み、企画を練り上げていきました。ちなみに、私が医療に興味を持ったきっかけは、医療従事者の知人たちから現場の悩みを聞いたこと。「自分の力で医療業界の課題を解決したい」という気持ちが高まったのです。

井福 陽仁
私のチームでは、自分のアイデアが採用されました。よくある生徒向けのサービスではなく、教師向けのサービスである点が大きな特徴。教育現場の業務効率化を実現できるので、高いニーズが見込めるのではないかと考えました。

村上 孝四郎ジェームス
私は、井福君と同じチームのメンバーです。もともとは生徒向けのサービスを企画していたのですが、井福君のアイデアに共感。このサービスを、具現化したいと思いました。

上坂 優咲
「教育現場をサポートしたい」という想いから、私は生徒と教師の両方をフォローできるサービスを企画。井福君のアイデアとリンクする部分があったため、賛同して一緒にプロジェクトを進めることになりました。

堀 奏雅
みんなと違って、私たちのチームはテーマが二転三転しました。最初はショッピングを軸に企画が進んでいたのですが、すでに多くのサービスがあるため方向転換することに…。何度もアイデアを出し合ったものの、なかなか意見がまとまらず、とても苦労したんです。そんななか、経済に興味があった私が提案した「地方に目を向け、日本経済を底上げしたい!」という想いにみんなが賛同し、企画が固まりました。

沼田先生
「プロジェクトゼミ」では各チームに担当教員がつき、ビジネスプランの企画からデモ用のツール制作、プレゼンスキルの習得までをサポート。手厚いフォロー体制が整っているのが特徴です。



堀 奏雅
テーマが決まるまでに時間がかかってしまった私たちにとって、沼田先生のサポートはとてもありがたかったです。情報収集の段階からデモ用のツール制作まで、何度も助けてもらいました。

古川 晃暉
担当教員のアドバイスによって、視野が大きく広がったと感じています。実際に、「高齢者のユーザーを意識したほうがいい」という助言を受け、ツールに音声読み上げ機能を追加することにしました。

井福 陽仁
私が印象に残っているのは、効果的なプレゼンを行うノウハウを教えてもらえたことです。まわりくどい表現を避け、簡潔でわかりやすい言葉に変えたうえで今後の展望にも触れ、サービスの将来に対する期待感を持たせることができたと思います。


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普通の大学1年生ではできない経験ができる!
明確な目標があるから、学校生活が充実

井福 陽仁
生成AIを活用して実践的なビジネスアイデアを考えるなんて、普通1年生では経験できないこと。経済や経営の基本すらまだ理解できていないので大変なことも多かったけれど、そのぶん、大きなやりがいを感じています。

村上 孝四郎ジェームス
デモ用のツール作成は井福君がほぼ一人でやってくれたのですが、完成したものを見せられたときは、「すぐに使えそう!」と驚きました。

上坂 優咲
ツールを完成させるのが、他のチームよりもダントツで早かったよね。ロゴまでデザインしていて、井福君の実力には本当にビックリしましたね。

古川 晃暉
グローバルビジネス学科では、「世界ビジネスを牽引するアメリカ・シリコンバレーで、Googleなどのトップランナーやスタートアップ企業の起業家にプレゼンを行う」「アジア各国の現地企業と協力し、リアルな課題解決プロジェクトに挑む」と、明確な目標が設定されているのが特徴。目標に向かって充実したキャンパスライフを送ることができ、毎日が充実しています。

堀 奏雅
実際に海外に行き、グローバルビジネスを肌で感じることができる点が、大きな魅力です。さらに、Google本社で自分たちのビジネスプランをプレゼンする経験は、一生モノの思い出になるでしょう。

村上 孝四郎ジェームス
チームプレーを通して、一人ひとりの強みや得意なことを活かせるのも特徴。ちなみに、英語が得意な私はGoogle本社でのプレゼンを任されています。また、今回の経験を通して、自分が実は細かいことに気がつくタイプだったことを発見できました。

上坂 優咲
グローバルビジネス学科の教員たちは、それぞれ経済や経営、ビジネスのエキスパートです。そんな方々から多くのことを学べるのが魅力。受け身で一方的に知識を吸収するだけでなく、「ゲームを通して株式投資を理解する」「飲食店経営の事業計画を立てる」など、実践的に学べるのも大きなポイントです。進学先としてグローバルビジネス学科を選んで、大正解でした。

沼田先生
グローバルビジネス学科では、グローバルに活躍できる人材育成を目指し、語学力とIT力(データサイエンス)を両輪とした教育を進めています。また、マーケティングや経営戦略といった企業活動の意思決定を支える実践的なデータサイエンスを習得できる点が、他大学にはない大きな特徴だと言えるでしょう。


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グローバルビジネス学科での学びや経験を武器に、
将来は“社会から選ばれる人材”へ

村上 孝四郎ジェームス
私はアメリカのGoogle本社でのプレゼンを任されているので、自分の言葉で教師をサポートするAIサービスの魅力をしっかり伝えることが直近の目標。将来的には大学院でMBAを取得し、経営スキルを磨いて、“社会から選ばれる人材”へと成長したいです。

古川 晃暉
村上君と同じく、直近の目標はアメリカでのプレゼンを成功させること。そうそうたるメンバーから直接フィードバックをもらえるので、緊張とともにワクワクしています。今は、どんな質問にも的確に答えられるよう、必死で知識をインプットしているところなんですよ。来年には宅地建物取引士の資格を取得し、不動産と税金、AIを組み合わせたビジネスで起業したいと考えています。

堀 奏雅
漠然としていますが、私も大学で学んだ知識やスキルを活かし、いずれは起業にチャレンジしてみたいと考えています。今回の企業版マッチングアプリのように、社会全体に大きなインパクトを与えるサービスを自分の手で生み出したいですね。

井福 陽仁
今回企画した「Q-Teacher」のような、教師をサポートするAIサービスを実際にリリースし、世の中に広めていきたくことが目標。また、ゲームが大好きなので、将来的にはゲーム業界で活躍したいです。

上坂 優咲
アメリカでのプレゼンを控えている今、その内容をよりベストな状態に近づけていくことが目標です。また、私はこれまでの人生で何度も音楽に救われてきました。なので、将来は音楽業界でプロデュースやマネジメントの仕事に就きたいと考えています。

沼田先生
彼らは渡米し、Google本社で熱気あふれる本物のプレゼンを体験します。それで終わりではなく、次はマレーシア、インド、ベトナム、シンガポールなどアジア各国の現地企業と協力し、リアルな課題解決プロジェクトに挑戦する予定です。グローバルな環境での一生モノの経験を、これからの人生に活かしてもらいたいですね。


政治経済学部の学生から見た、
大和大学のいいところ!

大和大学では、アメリカやアジアでの研修費用を、学生一人につき30万円支援してくれます。さらに、3年生の8月までにTOEIC L&Rのスコア730点以上を獲得すれば、海外での研修費用(100万円相当)を大学が全額バックアップ。また、無料で学べる英語の学習アプリも提供してくれるなど、至れり尽くせりの環境です。学生の成長を第一に考えてくれている大学なので、高いモチベーションで学べると同時に、大きな成長を手に入れられるでしょう。
