保健医療学部 看護学科3年次最期の実習は「統合実習」となります。統合実習では、さまざまな領域でのこれまでの全ての知識を統合し、看護のマネジメントと多重課題について学びます。
卒業後に現場に出て、リアリティショックを受けず、看護として何を優先し、多くの患者様のニーズに安全・安楽に応えていくかということについて、臨床(病院)と学内の両方の課題に取り組みました。
多くの病院のご協力のもと、学生は多くの視点での看護のマネジメントの重要性と難しさを実感したようです。そして、自己の課題について深く掘り下げる時間になりました。また、現場の実践的場面を経験し、看護の視点て多重課題をどのような視点で何を優先してゆくことが望ましい看護なのかを深く考える機会となりました。
学内ではそれぞれの領域での多重課題のペーパーシュミレーションをもとに、ロールプレイをしながら考えていきましたが、多くの気づきがありました。3年次の終わりに近づいているこの時期に、実践での場で学ぶことが大きな学生の成長につながるのだと実感できる発表会でした。
4月からは、いよいよ卒業論文と国家試験に向けて総仕上げに入ります。新年度から卒業までの1年間を充実したものにしてほしいと思っています。