本学の社会学部が展開している「SDGsプロジェクト」が、農林水産省が主催する「みどり戦略学生チャレンジ」で「優秀チャレンジ賞」を受賞しました。チャレンジの近畿大会が昨年11月に開かれ、約20チームの大学生らが参加し、これまでの取り組みを発表しました。
SDGsプロジェクトは2022年に立ち上がり、私たちに何ができるかを考え、国連が2030年までに達成しようとしている「持続可能な開発目標」(SDGs)に貢献するための取り組みです。研究調査をするだけでなく、学生が主体となって、社会で活動する組織となっています。
現在は、フードロス削減のためチョコレートを使ったPR活動や、フェアトレードのためのコーヒーの提供のほか、防災や衣服ロス削減など、計7つのユニットで構成されています。いずれも学生が企画して運営している活動です。2023年からは誰もが誰もに感謝する「ユニバーサルデー」(みんなの日)を3月7日に創設したり、2024年は吹田市役所で1年間、SDGsにかかわるラーメンを出店したりしました。
農林水産省では、SDGsや環境問題へ対応するため、2021年に「みどりの食料システム戦略」を策定しました。戦略の実現に向けて、学生をはじめとした将来を担う若い世代による取組を促すため、「みどり戦略学生チャレンジ大会」を設けました。
参加した本学社会学部3年の辻村実莉さんは「他の大学では経験できないことをさせて頂いています。SDGsに興味があり、自ら行動して取り組んでくことで理解も深まって、これからも自分の中で社会貢献をしていきたいと思います」、同じく2年の曽我吉乃さんは「自分で考えて自分達でやることがとても大切で、皆さんの協力があり、感謝を忘れずにこれからも活動していきたい」と話していました。
