小児看護学総論では、それぞれの現場で活躍されているプロフェッショナルな講師をお招きしてリアルな講義を取り入れています。今回は吹田市にある養護施設「常照園」で里親支援をされています、高橋 宗近 先生お招きして「すべての子どもたちが生まれてきてよかったと思える社会へ」というテーマでご講義いただきました。
養護施設とは、児童虐待など様々な理由により、保護者がいなかったり、保護者の適切な養育を受けることができない子どもたちがいます。児童養護施設は、そうした子どもたちを擁護し、あわせて退所に向けた相談支援や自立のための援助を行う施設です。
学生たちからは、「児童養護施設にマイナスのイメージを持っていたが、そのイメージが変わった」「職員の方々が子どもたち一人ひとりの個性や背景に寄り添いながら、心のケアと生活の支援を行っているとことが学べた」「里親制度には、1週間ほどの制度もあることを知り驚いた」等の声がありました。
学生たちは、児童養護施設や里親制度に対する理解を深め、社会的な課題について考えるきっかけを得ることができた貴重な講義となりました。これからは、私たち一人ひとりに何ができるのかを問いかけていきたいと思います。

