作業療法専攻の4年次配当科目「作業療法特論Ⅴ」では、「他者と協同して挑戦することの意味とチームにおける自己の役割の再認識/対人的コミュニケーション能力および折衝能力/思考的柔軟性を含む社会的スキルの向上」を目的に、各ゼミ単位で地域社会に貢献できることを吟味・発案・実行していきます。今回、この活動に関する報告会を行いました。以下に具体的な活動内容の例をご紹介します。
1.ラジオを通じた健康体操の普及活動(福本教授ゼミ)
FM千里と連携し、健康体操の普及活動を行いました。高齢者の方々に向けた健康体操を指導することで自宅でも手軽にできる運動習慣の定着を支援しました。
2.高齢者施設と児童養護施設を繋ぐ架け橋(福本教授ゼミ)
高齢者施設で高齢者と一緒に製作した作品を児童養護施設に寄贈する活動に携わりました。世代を超えた交流を生み出すとともに高齢者の方々の社会参加促進にも貢献しました。
3.がん克服への願いを込めたチャリティーラン(渡辺講師ゼミ)
がん克服を目的としたチャリティーランにボランティアとして参加しました。がん患者の方々やそのご家族への支援、そしてがん撲滅への啓発活動に貢献しました。
4.ユニバーサルビーチでの支援活動(瀬川教授ゼミ)
障害のある子どもたちやその家族が共に楽しめるユニバーサルビーチでの支援活動を行いました。障害の有無に関わらず誰もが楽しめる社会の実現に向けて貢献しました。
5.地域の子供たちのための居場所「こども食堂」(澤講師ゼミ)
地域の子供たちに温かい食事を提供する「こども食堂」でボランティア活動を行いました。食事の準備や配膳、子どもたちとの交流などを通して、地域の子育て支援に貢献しました。
「作業療法特論Ⅴ」を通じて得られた経験は、作業療法士として必要な実践力や自身の人間性を拡げてくれたものと思います。これらを今後の臨床に繋げていってくれることを期待しています。

