先日、作業療法学専攻2年生による臨床実習Ⅱの症例報告会が開催されました。この報告会の主な目的は、医療福祉現場での4週間の臨地実習を通して学び得た貴重な経験を共有し、今後に活かしていくことにあります。
実習では、指導者のサポートを受けながら、対象者様の身体面や精神面などを中心にその方を医学的見地から総合的に捉え、自ら主体的に考察し、治療目標や治療プログラムを作成するという「作業療法評価」の一連の流れを経験しました。報告会は2日間にわたって開催され、それぞれの学生が実習で経験した症例を発表し、それについて、学生同士や教員との白熱したディスカッションが繰り広げられました。学生は、対象者一人ひとりの状態に合わせた作業療法の展開が必要であることを改めて認識する機会となりました。
今回の経験を糧に、ステキな作業療法士を目指してさらに大きく成長してくれることを期待しています。