12月23日(月)に京都府京丹後市市長の中山泰さんをお招きして、SDGs特別講義を実施いたしました。
今回の講義では、「地方には、考え尽くせないほどの夢や可能性、幸せのタネが埋もれている!~京丹後市の例から~」をテーマに、京丹後市が抱える課題とその解決策に、SDGsがどのように関わっているのかについてご説明いただきました。
京丹後市は、ユネスコより山陰海岸ジオパークに認定されるほど、自然豊かな観光資源を持つ一方、近畿内で最北に位置し、公共交通機関の利用者が少ないことや少子高齢化などでの人口減少など、今日本の地方が抱える問題と同様な問題を抱えていることについてご説明いただきました。
それらの対策として、京丹後市では、すべての公共交通機関を1律200円に設定し、利用を促進する対策を行うほか、京丹後市独自の奨学金制度を創設し、京丹後市に10年間定住・就業する場合、10年間で360万円を補助するなどの取り組みを行っています。
それらの取り組みが、地域の方々が住みやすい環境を作っていき、移住者の増加による人口減少対策などにも繋がっていることや京丹後市が条例を制定し進めている「幸せ・幸福」を中心とした街づくりにも繋がっていることについてご紹介いただきました。