12月6日 (金)、教育学部3年生が「教育実習報告会」を行いました。教育実習を終えた学生全員が、実際の教育現場で得た経験や学び、今後の自身の課題について一人ひとり発表しました。
教育実習中の4週間を振り返り、「同じ声掛けでも生徒によって捉え方が違ったので、その日の様子を見て声のかけ方を変えていくことを知った」、「外国籍の児童生徒が複数名在籍するケースが増えてきているので、個人差を考慮して授業をもっと綿密に組み立てなければならない」など、教育実習を通じて得た学びを、本年度の教育実習生全員が30を越える分科会に分かれ、1人10分ずつ発表しました。
発表者ごとに取られる質疑応答の時間には、質問や意見が多く出され、現場での様子を思い起こしながら、今後に向けて互いに学びを深めることができました。1、2年次生も参加し、実習に向けて準備しておくべきことを尋ねたり、発表者は、先輩としての気づきを述べたりなど、活発なやりとりがあり、今後の教育実習に向けて学びの多い時間となりました。
なお毎年、教育実習生全員が口頭発表し、それを他学年の学生が自由に傍聴できる体制を取っていること、また実習生全員が口頭発表を踏まえて3000~4000字の「実習報告書」を執筆し、それが翌年の卒業論文中間発表会の練習を兼ねていることは、規模の面でも質の面でも全国の教育学部に類を見ない取り組みとなっています。