11月6日(水)にソフトバンク株式会社の黄瀬清典さんを講師にお招きし、SDGs特別講義を実施しました。今回の講義では「企業がSDGsに取り組む意義~ソフトバンクのSDGs~」というテーマでご講演いただきました。
講義では、黄瀬さんが所属するソフトバンク株式会社CSR本部での取り組みである「地域の課題解決」についてどのような取り組みを行っているのかについてご説明いただきました。
日本国内の今後の課題としてあげられる「過疎化」「高齢化」「情報格差」について、2050年には現在の倍に増える事実から、それらの問題についてソフトバンクが掲げる「情報革命で人々を幸せに」という理念に基づきどのような取り組みを行っているのかについて、実例をもとにご説明いただきました。
インフラ・小売り・水・スマートビルなど25の取り組みの1つとして、建設現場での取り組みをご説明いただきました。建設現場では、「ウェアラブルセンサー」をもちいて心拍や現場の周りに一酸化炭素中毒などになる要素がないかなど働く方の健康状況を把握します。さらに5Gの技術をもちいて遠隔で重機を操縦し、安全性を高めるなどの取り組みを行っています。
身近な例では、スーパーなどでのフードロス削減のためのプログラム「サキシル」についてご紹介いただきました。ソフトバンクの持つ「人流に関するデータ」、日本気象協会が持つ「気象データ」、お店の「来店データ」の3つを組み合わせ、AIでどのような商品がどのような天気の日に売れているのかなどを測定し、お店側に商品の発注を提案することで、フードロス削減に貢献しています。