今回は、理学療法学専攻2年生の「呼吸障害理学療法学における肺の体表解剖」ついてご紹介します。
理学療法士といえば、スポーツ障害や脳卒中に対する治療がイメージされがちですが、実際には呼吸器疾患に対する理学療法も非常に重要な役割を果たしています。この講義では、COPD(慢性閉塞性肺疾患)や人工呼吸器装着患者など、さまざまな呼吸器疾患に対する呼吸リハビリテーションについて学びます。
授業の一環として、学生たちは胸部の触診を行いながら、Tシャツに肺の位置を描く演習を行っています。この演習を通じて、学生たちは1年次に学んだ解剖学的な知識をより深め、肺の位置関係を視覚的に理解することができます。また、学生が描いた肺の位置をもとに、次週からは視診、触診、聴診、打診などの評価技術についても学びを進めていきます。これにより、呼吸器疾患の評価と治療に必要な基本的なスキルを実践的に習得することができます。