10月28日(月)に農林水産省の吉田有璃さんを特別講師にお招きし、SDGs特別講義を実施しました。
今回の講義では、「みどりの食料システム戦略の推進について」というテーマで、講演をいただきました。
講義では、吉田さんが所属する農林水産省大臣官房みどりの食料システム戦略グループでの主な取り組みである「気候変動への適応」「温室効果ガス排出緩和策」の2つについて農業分野でどのような取り組みを行っているのかについてご説明いただきました。
まず、日本で排出されている温室効果ガスのうち、約4%が農林水産業によって排出されている実情から、排出を抑制する取り組みとして、2021年度より「みどりの食料システム戦略」をスタートしたことをお話いただきました。
みどりの食料システム戦略を推進するために、「みどりの食料システム法」という新しい法律を定め、温室効果ガス削減や化学農薬削減などに取り組む生産者は認定を受けることができるほか、環境負荷低減の取組を見える化した「みえるらべる」を農作物などにラベル表示することで、消費者に認知・選択をしてもらうという取り組みを行っています。
最近では大手外食のモスバーガーやワタミグループでもみえるラベルの表示があることや、大阪府のスーパーでも表示されている製品が増えてきており、多くの消費者、生活者に取り組みが浸透してきていることをご紹介いただきました。