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ニュース: 研究・教育

<政治経済学部>中華人民共和国 駐大阪総領事の薛剣氏によるご講義が行われました

2024年10月31日

10月16日(水)、政治経済学部「キャリア研究I」において、薛剣氏〈中華人民共和国 駐大阪総領事〉によるご講義が行われました。今回のご講義では、「時代の命題に良く答え、良き未来をともに作る」をテーマに基づき、日中国交正常化以来、最も複雑な局面に直面している日中関係を友好的な関係へと転換し、両国関係のさらなる発展や展望についてのご見解を提示して頂きました。

同氏は、ご講演の中で、「どうすれば相手を正しく認識できるのか」、そして「どのように相手と付き合っていくべきか」との問いに対して、日本社会に存在する固定観念にとらわれることなく、変化し続ける現代中国の実情も的確に認識することによって、互いに尊重し合い、友好をより発展させていく土壌を形成させることができることの重要性についても言及されました。その上で、「どのように相手との交流や往来を増進していくのか」との問いに対しては、「百聞は一見に如かず、百聞は一行に如かず」との考え方に基づき、リアルな現代中国を直接体感することによって、日本人の中国に対する印象を変えていくことが重要であるとのご見解が示されました。そのため、実際に、中華人民共和国駐大阪総領事館では、中国を直接体感し、相互利益の進展や信頼関係を増進させるための様々な友好交流事業が用意されているので、それらの事業に積極的に参加してほしいとも述べられました。

今回の薛剣氏によるご講義では、受講生である1年生に対して、現在の複雑化する世界情勢の中で、日中両国の相互理解や信頼関係の増幅について、従来の視点のままではなく、新たな思考の下で、新しい時代の日中友好関係の在り方について、より深く考える必要があることの重要性を深く感じられたかと思われます。この機会をきっかけに、今後の日中友好関係の新らたな展開が拡がることを期待したいと思います。

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