10月16日 (水)「キャリアデザインⅠ」でTOPPAN株式会社の寺師太郎さんを特別講師としてお迎えし、社会学プロフェッショナル講座を実施しました。テーマは「文化財VRとオーセンティシティー(authenticity)」で、社会学部1年生208人が講義を受けました。
はじめに、自社の事業について概説されたあと、寺師さんは、様々な文化財のデジタルアーカイブ化には自社の印刷をはじめ複数の技術が組み合わされていることを説明されました。また、デジタルアーカイブ化はむしろ海外の方が進んでおり、たとえば、「ヨーロピアナ」は文化遺産のためのEUのデジタルプラットフォームで、43カ国、3,500以上の博物館、美術館等の機関が参加して5,400万件以上の文化情報が収蔵されていることが示されました。
そして、このようにデジタルアーカイブ化された文化情報の文化的価値と真正性(authenticity)を考えることが、これからの時代の「新しい価値」となるとし、講義を閉じられました。

