大阪大学 歯学部附属病院 看護部長である熊谷 由加里先生をお招きして「口唇裂・口蓋裂児への看護－子ども・家族看護の実践－」をテーマにご講義をいただきました。

大阪大学 歯学部附属病院は、本学の小児看護学実習の実習病院です。口唇裂・口蓋裂は、見た目の問題だけでなく、 言葉や歯の問題を含め、総合的に治療を行っていく必要があります。その中でも熊谷先生は、口唇裂・口蓋裂の赤ちゃんの哺乳方法（熊谷メソット）のスペシャリストです。
ミルクが飲めない赤ちゃんが、熊谷先生が開発された哺乳方法でゴクゴクと飲めるようになる姿は感動的です。学生たちからは「哺乳技術はもちろん、赤ちゃんや親に寄り添った言葉がけが素晴らしい。私たちも確実な技術と心のケアの双方ができる医療人をめざしていきたい」等の意見が多くありました。

看護の世界には、熊谷先生が人生をかけて取り組まれています「口唇裂・口蓋裂児と家族への看護」をはじめ、様々な専門分野のスペシャリストの方々がいらっしゃいます。3年生はもうすぐ後期の臨地実習が始まります。熊谷先生の講義を通じて、目標を持ち将来のスペシャリストをめざして日々努力を重ねていくことの大切さが学べました。