2024年6月1日(土)、日本精神保健看護学会学術集会において「精神科病院における虐待防止および権利擁護に関して参加者それぞれの立場でアドボケーターとして何ができるのかを考えましょう」と題してワークショップを開催しました。
2022年度に日本精神保健看護学会は、精神科病院における虐待事件を受けて「権利擁護・虐待防止プロジェクト」 を立ち上げました。私たちはそのメンバーとして、2023年度に第33回学術集会において「第1回インクルーシブCafe 虐待が起きづらくなるにはどのようにすれば良いのか、共に学びましょう」を開催しました。
インクルーシブCafeとは様々な立場の人が同じ目の高さで語り合う場です。そこは心理的安全性が確保された「語り合う場」としての意義や参加者の希望につながる場としての可能性を感じています。
看護師は患者の立場で気持ちや状況を理解し、必要に応じて代弁する役割があります。私たちは、このように主体的に患者の権利を擁護できるアドボケーターとしての看護の機能に注目して 今年度も引き続きインクルーシブCafeを企画しました。会場に集まってくださった参加者の皆さんと語り合うと共に権利擁護と虐待防止という難題と真摯に向きあう場となりました。
<インクルーシブCafeメンバー>
大和大学 保健医療学部 夫博美
中部大学 生命健康科学部 福嶋美貴
福山平成大学 看護学部 福田久仁子
慶應義塾大学SFC研究所 佐藤寧子
大阪医科薬科大学 看護学部 山内彩香
三重大学大学院 医学系研究科 片岡三佳
山形県立保健医療大学 保健医療学部 安保寛明