2024年に100周年を迎える吹田市旭通商店街は、多くの飲食店があり、それらは吹田の中心市街地において、他の5商店街とともに昭和レトロな界隈性を保ちながら、独自の食文化圏を形成しています。それらは、世界に誇るべきに文化であると言えます。
そこで、そうした文化と、それらを育んだ地域社会を、都市固有の後世についたえるべき遺産と考え、2004年に発足した、『ユネスコ創造都市ネットワーク(UCCN:the UNESCO Creative Cities Network)』の対象分野の一つである食文化(gastronomy)ジャンルでの吹田市の認定・登録を目指し、本学社会学部にて、二つの学術イベントを開催しました。
吹田ライジングサンの一連のイベントと同日に、18日にはこれまで吹田ビジネスコンテストとして開催されていたものを、今回新たに大和大学社会学部にて、吹田の誇る食文化をPRし発表するコンテストとして、市内5大学からチームを募集し、吹田ライジングサンの一連のイベントと同日開催しました。また、19日には吹田及び内外の食文化について考えるシンポジウムを、吹田ライジングサン実行委員会と国際ラーメン学会の共催にて実施しました。
そしてこれを受け、今後吹田市及び各商店街と共同で、ユネスコ創造都市ネットワークへの認定加盟を目指すワーキンググループの結成に繋げます。当日は、18日に大和大学社会学部の学生による食文化PRコンテストが行われ、地元の企業や商店街の皆様にもお越しいただき、盛況のうちに終了しました。2日目19日には、立命館大学食マネジメント学部の安井教授の基調講演や、中国曲阜師範大学翻訳学院とつなぎ、リモートによる研究発表などもあり、大いに学術的交流を深めることができました。
1. 吹田食文化PRコンテスト
日時:2024年5月18日(土)13:30~17:00
場所:大和大学社会学部棟E401(控室)、E402(発表会場) ※当日はさんくす広場と中継で繋いで実施
主催:すいたライジングサン100イベント実行委員会
共催:大和大学社会学部
※市長賞、旭通商店街賞、アサヒビール賞、国際ラーメン学会(URCRAS)賞、済生会吹田病院賞などを受賞テーマ:吹田市の食文化
発表者:大和大学大学計10チーム
2. 食文化都市吹田を考えるシンポジウム
日時:2024年5月19日(日)13:00~17:00
場所:大和大学社会学部棟E401(控室)、E402(発表会場)
主催:すいたライジングサン100イベント実行委員会
共催:国際ラーメン学会(URCRAS)