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ニュース: 政治経済学部

<政治経済学部>特任教授・山﨑拓先生による前期の最終講義が行われました。

2021年7月26日

政治経済学部「キャリア研究Ⅱ」において、本学特任教授の山崎拓先生の特別講義「国際関係論的視点に立つわが国の外交・安保政策概論」(全9回)の第9回、最終講義が実施されました。


今回のテーマは、「本講義の総括と日本の前途」です。

最初に、東アジア情勢の亀裂化を生む4つのファクターについてのご説明がありました。
その1点目は、イデオロギーの対立です。日米対中露、DEMOCRACY(民主主義)対AUTOCRACY(専制主義)の対立は、「自由で開かれたインド太平洋(FOIP)戦略」と「一帯一路シルクロード構想」などの形で顕在化しており、こうした対立は今後もしばらく継続すると考えられること。
2点目は、4大国(日米中露)におけるバランスオブパワー、すなわち経済+軍事の力関係の問題です。特に中国は、建国100周年にあたる2049年にはGDPでアメリカを上回るとの見通しがある一方、日本の経済力は年々低下傾向にあるなど、今後も刻々と変化するバランスオブパワーには十分注意する必要があること。
3点目は、領土問題です。特に、ロシアとの間の北方領土問題については、1956年の日ソ共同宣言以降の経緯について詳しく解説されました。その他にも、尖閣諸島、竹島など周辺国との間に抱える領土問題には注意が必要であること。
4点目は、台湾問題です。中国の習総書記の最近の発言から、近い将来において台湾をめぐり米中が軍事衝突する可能性が否定できず、日本はこれに巻き込まれるリスクが高いこと。

そして講義の最後には、日本の前途として、平和主義を堅持しつつも経済力を再建し、国際社会での発言力を回復する必要があること。そのためには、科学技術創造立国の方針を堅持し、これを推進することが重要である、とのご指摘があり、最終講義を締め括られました。

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