2024年の看護学科4年生の教育は、3年生ですべての実習が終了するカリキュラムとなり、４年生教育において豊かな人間力を高め看護師としての素地を高めていくキャリア教育が導入されることになりました。豊かな教育の時間は、様々な「語り」から、学生自らのキャリアを考える機会とし、看護師を目指す上でのモチベーション向上を図ることにより、高い志をもった医療人の輩出をすることを目的としています。

今回は、本学の教員9名による「看護を語る会」を開催しました。各教員は、看護職時代のエピソードを交えながら学生たちに熱く看護観を伝えました。

学生からは「看護師がパートナーであり環境であると言う言葉に感銘した」「大切に向き合ってもらえると患者さんが感じられる看護の大切さを学んだ」「自分の看護観に繋がる出来事を大切にしながら看護師として働いていきたいと強く思った」「自分の基準で物事を決めつけることなく患者主体の看護が大切だということを学んだ」「誰かに寄り添うには、自分に寄り添わなければならず、自己理解の大切さを学ぶことができた」「一期一会の大切に、また母性ではウェルネスの視点の大切さがわかった」「自分が納得できる看護ではなく、患者さんが納得できる看護を提供することが大切だと思った」等たくさんの意見があり、改めて学生たちも自己の看護観についても考える機会となりました。