政治経済学部1年生を対象にした「キャリアガイダンスⅠ」の講義が4月15日(月)、開かれた。田野瀬良太郎学長が「どうして政治経済学部なのか?」をテーマに新入生約270人に語り掛け、政治経済学部設置の目的やその由来を分かりやすく説明した。
田野瀬学長は冒頭、シベリア鉄道に乗って行った、自らの青春時代のソ連・欧州への旅行経験を披露。「高校時代はとにかく外国へ行きたかった」「外国に行って日本のことばかり質問され、逆に日本のことを実に考えさせられた」と振り返った。ソ連へのあこがれが幻であったことを確認した旅だったが、最終滞在先のバンコクで1カ月間考え抜き「政治家への進路」を決断したと言う。
地方議員から中央政界まで40年に及ぶ政治現場での経験から「経済と政治は一体的に運用されている」と確信。政界引退後の大学経営では、政治経済学部の設置が必然だったと説明した。志望校に入れず、割り切れない気持ちでいる学生には「日々の努力で洋々たる人生を築いて」とアドバイス。「大和の4年間で生き方を真剣に考えてほしい」と激励した。