本学社会学部 SDG 研究推進室は、「野村不動産」と共創し、大阪府吹田市片山町にできるマンションと隣接した新しい公園づくりに携わりました。約1年半にわたり、社会学部の各専門の教員と、建設・不動産のプロがデザインや設計について意見を交わし合った結果、コンセプトは「子どもたちの出会いと学び」に決定。2025年春にも完成し、公園は吹田市に提供され、地域住民の憩いの場となります。
公園の場所は、本学から歩いて5分ほどで、片山北ふれあい公園のすぐ北にあります。
本学と野村不動産との話し合いが始まったのは2022年6月。本学からは、まちづくり・環境・心理・教育・メディア・日本文化などの専門家が集まり、各地の事例を検討しながら、「住民とともに成長していく公園はどうか」「地域に愛される公園とは」などと議論を重ねてきました。
公園のモチーフは「六角形」にし、子どもたちがモチーフを使って、自由に遊びを見つけられるデザインに。近隣の公園と差別化するために、地面をゴムチップに仕上げて子どもがけがをしにくいような安全面にも配慮しました。
SDG研究推進室責任者の天野健作教授は「いろいろな形で意見を出しましたが、六角形で蜂の巣のようなデザインが出てきたときは驚き、これまでに見たことのない公園になると感じました。大学の知恵を活かしながら、新しい空間づくりをやっていきたいと考えています」と話していました。同室では今後もパブリックスペースの活用の仕方など専門知の提供を受け付けています。