大和大学社会学部は農林水産省、環境省、消費者庁が主催するコンテスト「サステナアワード2023」で優秀賞を獲得しました。サステナアワード2023は食や農林水産業に関わるサステナブルな取組みを動画で紹介し、持続可能な生産消費を社会全体へ広げるための農水省主導のプロジェクトです。
2022年、本学では社会学部の教員と学生が中心となってSDG研究推進室を設立。これまで持続可能な社会の実現に向けた学術研究や社会実装に取り組んできました。今回は本推進室の学生プロジェクトであるラーメンプロジェクト注1、チョコレートプロジェクト注2、コーヒープロジェクト注3のサステナブルな取組みを、大和大学映像制作サークル「ICY」が撮影して映像作品に仕上げました。
2月1日(金)に東京で開催された表彰式には、代表の永井琉太さん(3年)が出席。「真に持続可能な社会を作るには、身近なところからの取り組みが必要だと考えます。そのためにも若い世代が中心となって、実践、社会発信をすることが大切だと思います」とコメントしました。
受賞した映像は農水省の公式YouTubeで配信されるほか、国際会議などでも紹介される予定です。
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注1 ラーメンプロジェクト「麺の下の力持ち」
サイズが規格外などの理由で市場で販売できない舞鶴産の魚や淡路島産の玉ねぎをスープの出汁やトッピングに使ったラーメンを、イベントや店舗で販売しながらフードロス削減に取り組んでいる。
注2 チョコレートプロジェクト「blanc(ブラン)」
賞味期限が迫っていたり、パッケージが破損したりして店頭では販売できないチョコレートをまとめて購入。イベントを中心に通常価格の半額以下で販売し、フードロス削減に取り組んでいる。
注3 コーヒープロジェクト「Noir(ノアール)」
フェアトレードの基準を満たすコーヒー豆を仕入れ、和歌山県の高校生が規格外の備長炭を使って焙煎。イベントを中心に販売し、さまざまなSDGsの項目に貢献している。