社会学部のカリキュラムに組まれているスポーツ報道論(佐々木正明教授)では、履修学生らが、報道機関各社のスポーツ担当が追うプロスポーツやアマチュアトップレベルの試合を生観戦をして、どのようにニュースが作られているかを学びます。現場の最前線で活躍しているスポーツ紙担当記者やプロのジャーナリスト、さらには、プロチームに所属する元選手や広報担当にも話を聞き、スポーツジャーナリズムがどのように生み出されているかを、体感します。
将来、新聞社やテレビ局のスポーツ担当記者として、または、スポーツ産業に携わることなどに興味を持つ学生が履修しており、サッカー、野球、バレーボール、バスケットボールなどのプロの試合を生観戦し、レポートを作成しています。
2023年度の授業では、大阪に本拠地を持つBリーグの大阪エヴェッサの試合を見に行き、試合終了後、チーム側の粋な計らいで、コートで記念写真を撮りました。履修学生からは、「今回初めてバスケの試合を実際に観戦した。迫力があり、会場の空気感も味わうことができた」「チームがSNSをフル活用して、選手や試合データを流したり、ファンが喜ぶ広報作戦を練っていることがわかった」などとの声が寄せられました。指導する佐々木教授は「選手やスポーツ記者だけでなく、各チームのスタッフらも卓越したプロの気概と技術を有している。仕事ぶりを生で見たり、直接話を聞くことで、どんなところに気を配っているかがわかる。ぜひ就活にいかしてほしい」と話している。