12月13日(水)のキャリア研究Ⅰでは、阪急電鉄株式会社専務取締役野村先生による実学講座を実施しました。講演は「当社グループの展望とこれからの働き方について」と題され、迫力のある映像を交えて行われました。
冒頭で野村先生は、阪急グループは2040年に向けた長期ビジョンを作成し、グループの事業は、都市交通事業、不動産賃貸事業、エンタメ事業、情報通信事業、旅行事業、国際輸送事業を展開しているとご紹介してくださいました。
次に、その長期ビジョンの実現のためには、その原動力となる従業員一人ひとりが個性や持てる能力を最大限発揮できる環境づくりが必要であり、そのために、組織への高い帰属意識をもち、従業員が生産性に高い多様な働き方ができるようにしたり、スキルや行動特性、キャリア・経験など多様な人材を確保したり、グループのデジタルトランスフォーメーションを牽引・推進する人材を確保するとご説明されました。
最後に学生に期待することとして、学生時代に豊かな経験を積み、いつも自分の頭で考えながら生活し考える習慣をつけることで問題意識や構想力をつけることができ、今後の仕事の仕方としては、そのような自分の頭で考えて行動できるスキルが必要である。また、相手目線での行動をするためには、多様な価値観や背景を持つ相手の立場に立って考え、相手や人からの共感をえるコミュニケーション力が必要であると述べられました。