6月19日(月)、特任教授 山崎 拓先生(元自民党副総裁)による特別講義「国際関係論的視点に立つわが国の外交・安保政策概論」の第8回講義を、政治経済学部2年生対象の「キャリア研究Ⅱ」にて実施しました。
今回は「経済安全保障政策論考」というテーマで、「G7広島サミット首脳宣言」「内外のエネルギー安全保障」「日本とアセアン諸国間の経済連携」の3つの観点を中心に講義が進められました。
G7に関しては、対中国の方針として「デカップリング(切り離し)ではなくデリスキング(リスク低減)」との考えを打ち出していることについてご説明がありました。また内外のエネルギーに関しては、ウクライナ侵略による影響や日本のエネルギーの内訳について、さらにアセアン諸国との経済連携に関しては、TPP(環太平洋パートナーシップ協定)、RCEP(地域的な包括的経済連携協定)、IPEF(インド太平洋経済枠組み)について、配布資料を用いて詳細にご説明いただきました。
加えて、前回までの学生からの質問も講義内で取り上げてくださり、大変わかりやすく回答していただきました。