5月24日、政治経済学部の「キャリア研究I」では、JR西日本旅客鉄道株式会社の執行役員で地域まちづくり本部副本部長を務めておられる、春名幸一先生をお招きして「実学講座」を実施しました。タイトルは「駅からはじまる魅力あるまちづくり」でした。
鉄道会社によるまちづくりを、西日本各地の事例に、拠点駅開発と準拠点駅開発(新駅設置)に分けて解説していただいたのに続いて、コロナ後に多様化した暮らしと働き方に応えた「鉄道のある暮らしNew Way of Railway」のコンセプトをご提示いただきました。現在、JR西日本が取り組んでいる四つの事業として、移動時間に仕事ができるワークプレイスネットワーク、自治体と連携した第2のふるさとづくり、多拠点生活を推進するワーケーション、「おためし暮らし」も含む地方移住支援のご紹介がありました。
興味深いお話に、質疑応答の時間に多くの学生が次々と手をあげ、終業時間をわずかにオーバーするほど盛況で、学びの多い充実した講演となりました。