7月11日(月)政治経済学部2年生を対象としたキャリア研究Ⅱでは、駐大阪大韓民国総領事 趙成烈(チョウ ソンリョル)先生による特別講義が行われました。政治経済学部の「実学講座」で他国の外交官の方による講義は初めてです。講義のテーマは『外交官と韓日関係』でした。
総領事は先ず、外交官の役割と任務について、外交官の任務や大使館と総領事館の違い、総領事館の役割について説明されました。次に、日韓両国民の相互認識の違いについてデータ、資料に基づいて説明されました。
日本と韓国の相互関係の重要性について数字を挙げてご説明いただき、近年、日韓相互の信頼性と親密性が回復基調にあることから関係改善の好機であるが、歴史問題をめぐる対立が阻害要因になっていることを指摘されました。さらに、日韓関係改善のための駐大阪総領事館の活動として、韓国の立場や考えについて理解を求めるための広報活動や在日韓国人への支援、日本の各地域や海外諸国との文化交流等の業務を行っていることをご説明いただきました。
1コマの授業ではありましたが、学生にとって隣国理解のための重要な一歩となったことと思います。