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ニュース: 研究・教育

<社会学部>公開講演会『存在しない国』にルーツを持って~『日台ハーフ』の私と在日華僑研究~

2022年7月2日

社会学部・蘭信三教研究室が公開講演会を行います。日本と台湾のハーフのルーツを持つ研究者・岡野翔太さんによる講演を実施。本学学生のみならず一般の方の参加も可能です。ぜひご参加ください。

※大和大学以外の方は、こちらのメールで参加ご希望の旨をお知らせください。

araragi.shinzo@yamato-u.ac.jp

<日時>

2022年7月6日(水)16:30~18:00

<場所>

大和大学E社会学部棟 E301講義室

<テーマ>

『存在しない国』にルーツを持って~『日台ハーフ』の私と在日華僑研究~

<報告者紹介>

岡野翔太(葉 翔太):1990 年生。大阪大学レーザー科学研究所特任研究員/同大学院人文学研究科招へい研究員。博士(人間科学)。大阪大学大学院人間科学研究科博士後期課程単位取得満期退学。華僑華人研究・近現代台湾史研究。主著に『二つの時代を生きた台湾-言語・文化の相克と日本の残照』(共著、三元社、2021)、『交錯する台湾認識-見え隠れする「国家」と「人びと」』(共編著、勉誠出版、2016)、「「存在しない国」と日本のはざまを生きる 台湾出身ニューカマー第二世代の事例から」蘭ほか編著『帝国のはざまを生きる』みずき書林、2022)ほか。

<趣旨>

私の父は台湾出身で 1979 年に留学生として来日した。母は日本人である。私は幼少のころから日本と台湾を行き来し「日本と台湾のハーフ」であると自認してきた。しかし中華学校では教師より「あなたは中国人である」と言われ、大学院に進学し華僑研究を志すようになると、周囲より「華僑」だと名指される。なぜ中華学校の教員は私を「中国人」だと思ったのか。戦後の日本において「華僑」と名指された人びとは誰なのか。そして今日の台湾にとっての「華僑」とは何か。家族とのつながり、中華学校での経験、台湾の親戚や友人との交流、横浜中華街でのフィールドワークなどから、私自身の台湾認識の変化、アイデンティティのゆらぎ、在日華僑研究の課題を語る。

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