理工学部キャリアデザインの講義において、竹中工務店設計本部でコンセプトデザイナーを務める建築家の松岡正明さんを迎えて講演会が実施されました。まず400年以上の歴史と棟梁の精神を受け継ぐ竹中工務店と同会社が神戸で運営する竹中大工道具館、および建築教育の名門校で150年の歴史を持つイギリスの建築教育機関のAAスクールと共同で主催した国際ワークショップなどの話題を中心にしながら、自らの入社後のデザイン作品や国際コンペ受賞作品を通して、伝統と革新に対する考えと自らの実践をもとにご紹介くださいました。
さらに、ランドスケープの視点から未来都市の超高層建築の提案や、都市郊外をモビリティでアップデートする思考など、建築・都市の未来像をご紹介くださいました。デザイナーやエジニアとして、「だから好き」ではなく、「でも好き」の心待ちで、未来世界を創造しようという学生の共感を呼ぶメッセージで講演が終了しました。
質問の時間では、学生から他分野の技術者との協働の実態や、自分の夢を叶えるためのアドバイスなどが出されて、割れるよう拍手の中で、講演会の幕が下りました。